エアーズロックは世界一の一枚岩ではない

先日,NHK-BSプレミアムで五島列島の野崎島にある王位石(おえいし)が紹介されていました。 これはまた,不思議な奇石です。 縦に長い石の上にテーブルのような石がのっています。 自然が作った造形なのか,人為によるものなのか? 最近,石や岩について書くことが多いのですが,知らなかったことがあります。 …
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岩角山の巨石群 福島県本宮市

先日,福島県本宮市の岩角山(いわつのさん)の巨石群を見に行きました。 「東北石神様百選」で見て気になっていました。 それに,hamada さんという方のサイト「巨石!私の東北巨石番付」では岩手県遠野の続石と並んで「横綱」にランキングされている場所なのです。 仙台から車で行くと,二本松ICで降りカーナビのいう通り行き…
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Haiku in English on Sunday (536) 我がものと雁がね落つる冬田かな

日曜日は俳句の紹介と英訳。 昨日,宮城県南部の丸森町に行く機会がありました。これは丸森町の大張沢尻の棚田。 稲を刈り取った後の田は,荒涼とした眺めになります。 そんな冬の田は和歌よりは俳人好みで,「冬田」「休め田」「冬田道」「雪の田」「冬耕」は冬の季語となっています。 我がものと雁がね落つる冬田かな  吉分大…
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日本代表のロッカールーム

前回に続き,サッカーのワールドカップの話。 これは昨日,仙台にある東北学院大学という大学に掲示してあった横断幕。 シュミット・ダニエル選手はアメリカ生まれですが,2歳から仙台で育ち,地元の小学校を卒業後,東北学院中学・高校でゴールキーパーの経験を積みました。 大学は東京の大学ですが,東北学院大学は卒業した中高の系列とい…
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VTRって言う?

サッカーのワールドカップが始まりましたが,開幕戦が終わった直後にNHKのアナウンサーがこんなふうに言いました。 「それでは試合のハイライトをVTRで振り返ってみましょう」 VTR? ちょっと違和感を感じました。 広辞苑。 ブイ‐ティー‐アール【VTR】 (→)ビデオテープ‐レコーダーの略。 ビデ…
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stone と rock 何が違う?

前回,「落石」を喚起するのに「ラクッ!」,英語でも「Rock!」ということを書きました。 でも,よく考えると日本語では「落石」は「石」が落ちる,英語の「rock」は一般的に「岩」と訳されます。 道路標識でも日本では「落石注意」。 英語では,「FALLING ROCK」。 日本語では「石」は大小あります…
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登山時の落石には・・・

私のようなにわか低山クライマーでも,ちょっと困ったことがあり,それは常にどこの山に登ろうかと考えたり,休日にどこかの山に登らないのは何か損をしているのではないか,という一種の中毒症状です。 でも,雨や雪の日まで山に登り,命を危険にさらすことに意味はありません。 そう,登山は常に命の危険が伴う自覚がなければしてはいけないのでしょう…
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立石寺 芭蕉を偲んで

前々回,ウクライナとロシアの人が作った俳句の番組について書きましたが,ロシア語圏の俳句ブームは芭蕉の「おくのほそ道」のロシア語訳がきっかけだったそうです。 芭蕉が全世界に与えた影響はシェイクスピアに匹敵する,またはそれ以上だと感じるのは私だけでしょうか。 そのEテレの番組を見た翌日,おいしい蕎麦を求め,芭蕉参りとトレッキングを兼…
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歌麿の判じ絵(つづき)のつづき 「おきた」と「業平」

前々回,歌麿が描いた難波屋おきた(なにわや・おきた)について,幕府が町娘の名前を書くことを禁じてからは判じ絵で名前を表したことを書きました。 そして,さらに歌麿は検閲を警戒し,ある歌人から連想してもらおうと,この歌人を描きました。 でも,この歌人が誰なのか,検索してもまったく出てきません。 そこで,私は難波頼輔とい…
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Haiku in English on Sunday (535) 長き冬古い教科書捨てずにおく

日曜日は俳句の紹介と英訳。 俳句には花鳥風月を詠むだけでなく,生活や出来事の記録としての側面もあると思います。 また,歴史的な出来事,特に戦争を詠んだ俳句は多く,ここでも多く取り上げきました。 Haiku in English on Sunday (155) 原爆地子がかげろふに消えゆけり Haiku in English …
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歌麿の判じ絵(つづき)

前回,歌麿の「当時三美人」に描かれた寛政の三美人から高島ひさ(高島屋おひさ)について書きました。 右上には3人の名前が書いてあります。茶屋の看板娘の高島ひさは,左下の人物。 当時の浮世絵にはポスターやブロマイド的な意味があり,これを見た男性が一目見たさにそれぞれの店に押しかける始末。 幕府は絵に町娘の名前を書くことを禁…
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浮世絵 謎の絵文字「高名美人判じ絵集 合わせ鏡」

前回「煮詰まる」という言葉の意味について考えてみましたが,言葉はある一定の意味を共有しないと使えないものです。 でも,言葉を使ってはいけない,言葉を使わないで何かを伝えろと言われたら,まず考えるのが絵です。 ここに歌麿の「当時三美人」という浮世絵があります。 まあ,「美人」という表現がフェアかどうかという問題はあり…
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議論が「煮詰まる」とは?

前回,pianist の発音について書きましたが,1つの単語でも複数の発音があるように,1つのイディオムにもとらえ方の違いがあることがあります。 今日は日本語の「煮詰まる」について。 「煮詰まる」とは,原義は「煮えて水分がなくなる」の意味だと思われます。 そして,比喩的に「議論が煮詰まる」のようにも使われます。 …
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pianist のアクセント

前回,関西弁を話す人に名所を教えると,関西アクセントで「ありがとう」と言われた話を書きました。 同じ日本語形態を話すのに,ところ変わればアクセントが変わるのはおもしろいことです。 さて,アクセントのことで,最近思ったことがあります。 授業中,教科書会社が提供するあるサイトを見せていました。 その中で,アメリカ英語を話す女…
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二口峡谷と磐司岩

前回のオボコンベ山登山の後,おなかがすいたので秋保大滝近くの蕎麦屋さんで遅い昼食。 そして,そこから奥の二口峡谷に足を延ばしました。 名勝の磐司(ばんじ),または磐司岩。 ここで写真を撮っていると一台の車が停まりました。 ナンバーは「わ」ナンバー,レンタカーで,中から関西弁の会話が聞こえます。 「ここや…
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Mt. Obokombe オボコンベ山へ

オボコンベ山と言えばタンザニア第2の高さを誇る秀峰。 というのはウソで,宮城県川崎町にある不思議な名前の山です。 朝早く出発。川崎町の本砂金地区の栃原を目指します。 左側に不思議な形の山が見えます。あれがオボコンベ山ではないか? 古くは「天狗山」とも称されたそうですが,赤ん坊(おぼこ)をおんぶした姿に見え…
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Haiku in English on Sunday (534) 楽観的蜜柑と思索的林檎

日曜日は俳句の紹介と英訳。 これは,昨日の朝の庭の朝顔。立冬を過ぎても咲いています。 こうやってみると,「朝顔」は本来秋の季語だということに納得。 植物はめぐる季節の中で,自分の立ち位置を自覚しているようです。 そして,その言葉にできない自覚を汲み取ったのが季語であり,歳時記ではないでしょうか。 買い置きし…
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モンキーレンチ  なぜ「モンキー」?

先月,山形県米沢市の一念峰登山の後,福島県の桧原湖に行く途中で,野生の猿を2回見ました。 また,先週は与謝蕪村の猿が出てくる俳句について書きました。 今日もちょっとしたサルの話。 これは100円ショップで買った「モンキーレンチ」(200円)。 なぜ,このボルトを締める道具(レンチ)が「モンキーレンチ」なのか?…
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Trumpty Dumpty!?

アメリカの中間選挙の結果が出たようですが,結果は接戦ですが,通常は野党が大勝するのが中間選挙だとか。 昨日のテレビでは共和党のトランプ氏離れが進んでいるそうです。 そこで,こんな紙面が紹介されていました。 ドナルド・トランプさんが塀の上に座っています。そして,こんな文章。 “Don (who couldn’t…
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中ノ森 仙台市太白区

山の話が続きます。 私のような素人にとっては,里山に登るのも1つの経験,訓練です。 仙台中心部から286号線を通り,秋保温泉に向かう途中に赤石橋という赤い橋があります。 赤石橋の反対側を少し上ると,見えるのが中ノ森。赤石分校を右折。 山頂部が採掘のために削られているのが個人所有の亀ガ森。かつては太白山をし…
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