patriotism と nationalism

今年も残すところあと2日。今年を表す漢字は「戦」だとか。 まあ,そもそも1年のいろいろな出来事を1つの漢字で表すことは無理なんですが,今年は2月にロシアによるウクライナ侵攻があり今もなお続き,そして一方ではサッカーのワールドカップが行われたことは記憶に新しいところです。 国対国の戦いと言えば,先日見たインド映…
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浮世絵に見る年の暮れ(4) 天保の雪華文様

新年には初詣に行く予定はありますか? 私は今年も近所の神社に行こうかな。 さて,今日の浮世絵は渓斎英泉の「江戸の松名木尽 押上妙見の松」。 この女性はお歯黒をしているので既婚者,でも眉があるので若い女性です。 上にお札がかかった「妙見の松」とあります。 手を拭いているので,参拝前に手を清めたのでしょう。 …
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浮世絵に見る年の暮れ(3) 青物魚軍勢大合戦之図

煤払い,年賀の準備と年の暮れを描いた浮世絵を2つ見てきました。 今回は年の瀬というよりは,コロナ禍のこのご時世に少し関係あるような浮世絵です。 歌川広景の「青物魚軍勢大合戦之図」。ちょっとぶっ飛んでいます。 合戦の絵にしては戦っているのが魚介類だったり野菜だったり。 左側には北斎の「神奈川沖浪裏」を思い浮かべさせ…
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浮世絵に見る年の暮れ(2) 真冬に扇子?

これは歌川豊国の「扇屋店先」。 大きな扇子と「御扇子品々」の文字。確かに扇子屋さんのようです。 絵がかいてある扇子の紙の部分。 この女性は紙の部分を蛇腹に折っています。 紙を貼り合わせる糊が見えます。女性が骨の部分を通しています。 こんなふうに,お客さんの好みの柄の扇…
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浮世絵に見る年の暮れ(1) 煤払い

前回,年の瀬の大掃除と思われる一句を取り上げました。 江戸時代には(もちろん旧暦の)12月13日に煤払い(大掃除)が全国的に行われたそうです。 銭金がこうたまればと十三日 大掃除に出た煤やほこりを見て,これがお金だったらなあ,という川柳。 さて,この浮世絵は喜多川歌麿画の「武家煤払の図」。 場所は武家の…
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Haiku in English on Sunday (540) 十二月こちらの本をあちらへ積み

日曜日は俳句の紹介と英訳。 今日はクリスマスでクリスマスの句,あるいは前回からのつながりでインドの句,とも思ったのですが,気づけば今日は今年最後の日曜日。 ということで,年末感のある一句です。 十二月こちらの本をあちらへ積み  桂 信子 (じゅうにがつこちらのほんをあちらへつみ) 坪内稔典著「俳句いまむかし みたび」よ…
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映画「RRR」がおもしろい!

先日,インド映画「RRR」を劇場で見ました。 世の中に,こんなにおもしろいエンターテイメントがあるのか。 3時間の映画を見るためにはポップコーンは必要です。 途中「休憩」の英語字幕は出るものの,日本では休憩なし! トイレに立つなんてもったいない。ワンシーンでも見逃すな! 最近,英語の教科書でガンディの非暴力…
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Christmas Lights 2022 ~ Wizards in Winter ~

クリスマスが近づくと検索したくなる言葉と曲名があります。 それは「Christmas lights」というワードと曲名「Wizards in Winter」。 この季節,日本でも都市や各家庭をイルミネーションで飾る風景をよく見ます。 これは今年の仙台の「SENDAI光のページェント」。 また,これは仙台市五橋とい…
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モールス信号は廃止された!?

昭和の2人組のスターと言えば,ピンクレディー。 2人組なのに複数形にならないのは,カクテルの名前だからとか。 彼女らの2枚目シングル曲が「SOS」。 レコードでは冒頭に「SOS」のモールス信号「トトトツーツーツートトト」が流れます。 これがモールス符号を使ったモールス信号を打つための電鍵。 …
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京都には銅閣寺もある!?

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が終わってしまいました。 12月ですから当たり前ですが,最終回でわかったこのタイトルの持つもう1つの意味に驚き。 主人公の北条義時は「京都」対「鎌倉」という承久の乱で官軍を破り,武家政権の礎を作った人物。 後の室町幕府では京都に(通称ですが)金閣や銀閣が建てられました。 あるとき,ふと…
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Haiku in English on Sunday (539) 写真ほど白鳥真白にはあらず

日曜日は俳句の紹介と英訳。 12月も残すところあと2週間足らず。早いものです。 冬は深まり,遠くの山はすっかり雪化粧をしました。 そして,昨日の空に南下する白鳥の編隊を見つけたので,急いで写真を撮りました。 写真ほど白鳥真白にはあらず  宇多喜代子 (しゃしんほどはくちょうましろにはあらず) 坪内…
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丸森町の巨石群と猫碑

何かとパソコンも開けず,久しぶりに記事を更新します。 先週,宮城県南部の丸森町の夫婦岩に登ったことを書きました。 本当は「岩岳」という山に登りたかったのですが,不動尊公園のスタッフに聞いたら,2019年の台風で被害にあった登山道を整備している段階ということで,あえて登りませんでした。 「岩岳」には私好みの奇岩があり,この山に限…
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Haiku in English on Sunday (538) 悴んで髪の先まで尖りけり

日曜日は俳句の紹介と英訳。 本格的な雪はまだですが,こちら仙台は1日1日と本当の冬の形を整えつつあります。 安物ですが,新しい手袋を買いました。 「かじかむ」(悴む)は冬の季語で,寒さのために手足の感覚がなくなり,思うように動かないことですが,俳句では全身または心まで凍ったような心象風景を詠むこともあります。 悴んで髪の…
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夫婦岩 宮城県丸森町

「夫婦岩」(めおといわ)という名前の岩は検索すると全国のたくさんの画図が出てきますが,宮城県の最南端の丸森町には,同じ名前の岩というよりは「山」があります。 これは,その里山を登った時の記録です。 丸森町の中心部から県道丸森霊山線を南下します。 (台風被害以来工事が進み,現在通れるようですが,霊山には行けないようです。) …
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ミステリーの季節 「このミス」と「文春」

しばらくぶりに記事の更新をします。 さて,また,この季節がやってきました。 それは「このミステリーがすごい!」と「週刊文春」による,今年のミステリー小説のベスト20の発表です。 詳しくは書きませんが,今年は珍しい結果となっており,「このミス」と「文春」の1位と4位がそれぞれ入れ替わっているのです。 ということは,どち…
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Haiku in English on Sunday (537) おでこ全開木枯を帰りくる

日曜日は俳句の紹介と英訳。 12月に入りましたが,よくこの時期に「木枯らし1号」が吹いたとか吹かなかったとか,そのようなニュースを目にします。 「木枯らし」「凩」は冬の季語で,晩秋から初冬にかけて吹く季節風で,木を枯らし,落葉を誘います。 これは先週,福島の岩角寺で撮った大きな銀杏の木。落葉が進んでいます。 でも,「…
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二の腕ってどこ?

最近はなんとか記事の更新を続けていたのですが,年末とか何だかんだで少し途切れました。 今日は「二の腕」の話。 通常,「二の腕」はこの女性が気にしている部分,「肩から肘までの部分」を指します。 でも最近,この部分は昔は「一の腕」,その先が「二の腕」と言ったという話を聞いたのです。 となると,今は手首から数えて「…
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