アーサー・ウェイリーによる「源氏物語」の英訳 The Tale of Genji を再び日本語に「戻し訳」をした毬矢まりえ氏と妹の森山恵氏。毬矢まりえ氏によるラジオ「カルチャーラジオ 日曜カルチャー」より。
前回は「源氏物語」の核となる「あはれ」をウェイリーがどう訳したかについて書きましたが,この物語には795の歌(和歌)が出てく…
約1000年前の「源氏物語」を約100年前に英訳したのがアーサー・ウェイリー。
彼の功績によって「源氏物語」The Tale of Genji は世界文学の仲間入りを果たしました。
そして,2017年末,俳人で評論家の毬矢まりえ氏と妹の森山恵氏によって,新たな The Tale of Genji の日本語訳,つまり新しい…
前回は個人は様々な性自認を持つと言われる昨今,教室内でどのように he や she を教えるかについて触れました。
もう少し現状を見てみたいと思います。
こちらは私が信頼しているロングマンの辞書から。
ロングマン現代英英辞典 4訂増補版 CD-ROM2枚付 <上製版>
they は通常「彼…
前々回,パール・バックの小説「大地」から,王龍 Wang Lung たちがイナゴの襲来におびえる様子を訳してみました。
The Good Earth (Graphic Adaptation) (English Edition) - Buck, Pearl S.
その後のイナゴの襲来の様子を訳していないので,今回はその続きとし…
前回,locust という単語について書きました。ちなみに発音はこちら。
ボブ・ディランの「Day of the Locusts」では「セミ」と言う意味でしたが,それはアメリカ英語の1つの使われ方で,第一義的には辞書では
このように定義されています。
locust
an insect that lives mai…
過去2回,素数ゼミについて書いてきました。前回はボブ・ディランがこの素数ゼミのことを歌った曲「ぜみが鳴く日」について書きました。
New Morning (Reis) (Dig) - Dylan, Bob
この曲の原題は「Day of the Locusts」。
記事が長くなると思い,前回は控えましたが,セミって ci…