幕末の外国人が見た富士山(2) 通訳官ウィリアムズ

幕末に日本にやって来たが外国人が富士山をどう記録したか,日本語訳ではありますが,前回の続き。 前回は「黒船」でやって来たペリー提督ですが,今回はその一行の首席通訳官のサミュエル・ウェルズ・ウィリアムズ。 彼が書いた「ペリー日本遠征随行記」より。 ちなみに,この本の正式な名前は, A Journal of t…
コメント:2

続きを読むread more

幕末の外国人が見た富士山(1) ペリー

約1か月前に,ペリー来航のときの日本の力士とアメリカ兵の初めてのスポーツ交流について書きました。 そのときから,いつか書こうと思っていたのですが,幕末に訪れた多くの外国人が富士山を描写していて,どう描写したのかを書いてみようと思います。 まずは「ペリー提督日本遠征記」より。 ペリー一行は1853年の西洋…
コメント:2

続きを読むread more

富谷市 とみやど

先日,一度行ってみたかった仙台市泉区の「自家製太麺 渡辺」に行って,「DXらー麺」を食べました。 昼に食べたのですが,腹持ちがよいのか,その日の夕飯は食べませんでした。 せかっく「渡辺」に行ったので,近くにどこか行っていないところがないかと検索し,家族で富谷市の「とみやど」に行ってきました。 富谷市のイメージは…
コメント:2

続きを読むread more

恐竜山に登る

恐竜山は仙台市太白区八木山にある超低山。登山アプリ YAMAP のも載っています。 日本一標高の高い地下鉄の駅,八木山動物公園駅(136.4m)からでも歩いて行くことができます。 おそらく恐竜山の標高は120mほど。 なぜ,私がこの山を知ったかと言えば,地元の情報誌「りらく」に載っていたから。 写真の山が恐竜山。…
コメント:2

続きを読むread more

Haiku in English on Sunday (636) 団栗の寝ん寝んころりころりかな

日曜日は俳句の紹介と英訳。 前回,中島みゆきさんのことを書きましたが,彼女は大学生のときに英詩を訳す授業で「七五調こそ和訳」だと授業で披露したら全員大爆笑で,先生に「七五の人」と呼ばれたそうです。 その片鱗か,「時代」にも七五調があります。 「そんな時代も あったねと いつか話せる 日が来るわ あんな時代も あっ…
コメント:4

続きを読むread more

中島みゆきさんのこと

前回はNHKラジオ第1の番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」で聞いた話を,ほぼそのまま書いてみました。 コンテスト荒らしとまで言われた大学生の中島美雪さんが,谷川俊太郎さんの詩「私が歌う理由(わけ)」に出会います。 私が歌う理由(わけ)   谷川俊太郎 私が歌うわけは いっぴきの仔猫 ずぶぬれで死んでゆく いっぴ…
コメント:2

続きを読むread more

美雪とみゆき 谷川俊太郎「私が歌う理由」

週に一度の楽しみ,NHKラジオ第1の番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」で先週聞いた話です。 ほぼ聞いたまま書いてみます。 今から半世紀以上も前の1972年,1人の女子大生が全国フォーク音楽祭に作詞・作曲した曲をもって臨みました。 豊かな才能を持ち,コンテスト荒らしと言われた彼女には自信もありました。 この曲でデビュ…
コメント:2

続きを読むread more

栗本薫著「ぼくらの時代」

前回,世界最長の小説について書きましたが,栗本薫さんの「グインサーガ」は未完であるためギネスに載ることはありませんでした。 大学時代にこの大河小説を読んでいた後輩がいましたが,彼女は読み通したのでしょうか。 私にとって,栗本薫さんと言えば,江戸川乱歩賞の「ぼくらの時代」とその続編を含めた三部作です。 なんと乱歩賞は…
コメント:2

続きを読むread more

世界でいちばん長い小説といちばん短い小説

世界の小説の中で「いちばん長い1文」について書いてきたので,気になるのが「世界でいちばん長い小説」は何かということ。 よく言われるのが,マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」。 1913-1927年出版,フランス語原書3000ページ,日本語訳400字詰め原稿用紙10,000枚だそうです。 これはギネスブックで…
コメント:2

続きを読むread more

小説で世界でいちばん長い1文とは? (2)

先日ノーベル文学賞の発表がありましたが,75年前の1949年に受賞したのが敬愛してやまない作家ウィリアム・フォークナー。 前回,彼の代表作「アブサロム,アブサロム!」の中の1文が1983年版のギネスブックに「文学で最も長い1文」(the Longest Sentence in Literature)として載っている…
コメント:2

続きを読むread more

小説で世界でいちばん長い1文とは? (1)

最近は昔読んだ本を振り返るために,その本を話題にした動画を見たりします。 ミステリー系の本が多いんですが,「砂の女」とか「フォークナー」と入力し,動画を見たり,音声だけを聞いたりします。 私の中では長編小説で言えば,日本文学の最高峰が安部公房の「砂の女」,世界文学ではフォークナーの「アブサロム,アブサロム!」が頂点です。 …
コメント:2

続きを読むread more

Haiku in English on Sunday (635) 雲海へ紅葉吹き散るななかまど

日曜日は俳句の紹介と英訳。 前々回,熊野岳をバックにナナカマドの実がなっている写真を載せました。 また,岩手県の八幡平のことを書いたときは載せなかったんですが,八幡平でも赤いナナカマドの実がなっていました。 ナナカマド(七竈)は北海道や東北の低地では街路樹として植えられることがあります。でも東京以西の低地で…
コメント:4

続きを読むread more

ダンゴムシ VS カエル

先日,ある研修で防災・減災について新しいことを知りました。 学校にいるとき,授業中に大きな揺れが来たら,まずは机の下で頭を守ります。 また,廊下などでグラッと来たら,「ダンゴムシのポーズ」をとり頭と体を守る,とよく小学校で教えられます。 でも,最近,このダンゴムシのポーズは横揺れに弱く,体が転がってしまうこ…
コメント:2

続きを読むread more

熊野岳に登る 後編

日本百名山のうち4座目となる熊野岳山頂を目指した話の続きです。 駐車場から右に御釜を見て「馬の背」を北に進みます。雄大で迫力ある火山地形です。 登りが終わり,平らな場所に出ました。あれが山頂か!? 三角屋根が蔵王山神社,その後ろは避難小屋。山頂です! 鳥居をくぐり,蔵王山神社をお参りします。 …
コメント:2

続きを読むread more

熊野岳に登る 前編

深田久弥が書いた「日本百名山」は後の登山家の指針となった名著。 日本百名山(新潮文庫) - 深田 久弥 私は登山家ではないし,100座を制覇しようなんてそんな体力も時間もありません。 でも,車やロープウェイで行けるところまで行って,そこから山頂に行けるのであれば登ってみたい。 前回書いた八幡平で「百名山」は3座目です…
コメント:2

続きを読むread more

八幡平に登る 後編

前回に続き,日本百名山の1つ,八幡平に登った話です。 「はちまんたい」とは不思議な名前で,それだけで山の名前であり,「山」とか「岳」とかつきません。 他にも岩手県には「八幡平市」があったり,秋田県にはかつて「八幡平村」がありました。 名前からもわかるように,頂上は平らで,山頂らしくないということで展望台が作られ,現在のものは2…
コメント:2

続きを読むread more

八幡平に登る 前編

一昨日,紅葉の俳句について書いたときに載せた写真は先日,岩手県と秋田県にまたがる八幡平(はちまんたい)に行ったときの写真です。 八幡平は深田久弥の「日本百名山」にも選ばれている名山。 これまで何度も行ったことはあるのですが,山頂は初めてでした。 岩手県の松尾八幡平インターチェンジで下りて,アスピーテラインを通り,先…
コメント:2

続きを読むread more

仙台でミッキーマウスがパレード参加

一昨日,昨日と晴天の中,「第27回仙台みちのくYOSAKOIまつり」が開かれたようです。 これには食指は動かないんですが,家族が「ミッキーのパレードを見たい」と言う。 「ミッキーは舞浜で忙しので,仙台に来るはずがないだろう」と思ったら本当に来るという。 ミーハーな好奇心が動き出しました。 「東京ディズニ―リゾート®スペシ…
コメント:2

続きを読むread more

Haiku in English on Sunday (634) 歩きまはればたましひ揺らぐ紅葉山

日曜日は俳句の紹介と英訳。 この連休は久しぶりに天気に恵まれそうで,昨日あるところで紅葉を楽しみました。 そのことは後日書くとして,実際はこの写真よりきれいな紅葉でした。 「紅葉」はもちろん秋の季語で,紅葉前線は確実に南下してきているようです。 歩きまはればたましひ揺らぐ紅葉山  本郷をさむ (あるきまわれ…
コメント:0

続きを読むread more

○○のマッターホルン 九州・沖縄編

毎週土曜日の朝,NHKラジオ第1で放送される「石丸謙二郎の山カフェ」きっかけで書いてきた「○○のマッターホルン」シリーズも今日が最後です。 原義の「牧草地」+「角」とはよく名前を付けたものです。 シリーズも残りは九州・沖縄となりました。 「九州のマッターホルン」として親しまれているのが長崎県川棚町の虚空…
コメント:2

続きを読むread more