hermitage とは? 先日,仙台市西部の作並温泉街にある作並庵という蕎麦屋さんに行きました。 信州手打ちそばとあるように,ご主人は信州で15年間修業したそうです。 ソバも旬の天ぷらもおいしくいただきました。 帰りにお店の名刺をいただいました。ちょっと気になる単語が。 「作並庵」 SAKUNAMI HERMITAGE… コメント:2 2025年03月31日 出来事 単語 豆知識 続きを読むread more
Haiku in English on Sunday (658) みなちがふ靴のへりぐせつちふれる 日曜日は俳句の紹介と英訳。 春の季語を並べると・・・まだ寒さも残りますが(余寒),広瀬川の白鳥もいつの間にか北へ帰り(鳥帰る),我が家の庭先には梅が咲いています。 残雪と呼ぶには少し早すぎますが,遠山の雪も減ってきたように思います。 先日,26日の朝,不思議な太陽を見ました。空はかすみ,太陽は真っ赤。 … コメント:2 2025年03月30日 俳句 人物 出来事 続きを読むread more
出羽三山 「三山」と言って,これを抜かすわけにはいきません。 山形の「出羽三山」は唯一私が行ったことがある場所。 出羽三山は「湯殿山」「月山」「羽黒山」。 前回書いた熊野三山は山というよりは信仰の対象の呼び名ですが,出羽三山は山と信仰が一体となった場所です。 45歳の芭蕉は羽黒山に登り,その後が月山に向かいます。 六… コメント:2 2025年03月29日 豆知識 出来事 人物 続きを読むread more
熊野三山 三山,といっても文字通りの「山」を言うばかりではありません。 「熊野三山」は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部にもなっている霊場。 その中核をなすのが紀伊山地の東南部にある「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の3社。 3社は個別の自然崇拝に起源を持ちますが,「熊野三所権現」として信仰されるようにな… コメント:0 2025年03月28日 豆知識 続きを読むread more
越後三山 前回,鳥取にある因幡三山について書きました。 これは奈良の大和三山にちなんでつけた名前です。 日本には他にも「三山」と呼ばれるものがあります。 それは「越後三山」。 越後三山は,新潟県南東部にある八海山 (1778m)・越後駒ヶ岳(2003m)・中ノ岳 (2085m) の総称で,三山全域が越後三山只見… コメント:2 2025年03月27日 豆知識 続きを読むread more
標高100メートル 面影山 前回,数字の100(百)のことを書きました。 私は低山クライマーで,「百名山」ならぬ「百低山」によく登ります。 「百名山」には名著がありますが,「百低山」はいろいろな書籍で定義し,けっこう売れるタイトルのようです。 さて,「百低山」ではないんですが,先日NHKラジオの「山カフェ」でこんな山が紹介されました。 … コメント:8 2025年03月26日 豆知識 本 続きを読むread more
100 に思う 以前,どこかで書いたような気もするのですが,数字の 100 はものを考えるうえで1つの基準にすることがあります。 「CMの間に,部屋からものを取ってこようかな。100秒あればできる」 「この仕事今日終わらせようか。100分あればできそうだ」 「この企画,間に合うかな。まだ100日にある」 「話すことを100字でまとめておこう」 … コメント:2 2025年03月25日 続きを読むread more
聖地巡礼 「砂の器」羽後亀田駅 最近は映画や小説などの舞台を訪れることを「聖地巡礼」なんて言ったりします。 ここでも,これまでマンガ・アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」,映画「君の名は。」,小説「キャプテンサンダーボルト」,朝ドラ「おかえりモネ」などの聖地巡礼を書いてきました。 今回は松本清張の小説「砂の器」で重要な役割を果たす,ある駅。 砂の器(上)(新潮… コメント:2 2025年03月24日 出来事 本 映画 続きを読むread more
Haiku in English on Sunday (657) 一を知つて二を知らぬなり卒業す 日曜日は俳句の紹介と英訳。 以前もどこかで書きましたが,卒業式が行われる順番は,高校→中学校→小学校→大学。 次の進学先の準備期間の差というのはわかりますが,大学が最後なのは不思議。 先日,ある大学の卒業式に参加しました。2階席から見た様子。 男子学生はほとんどがスーツですが,女子学生はほとんどが袴姿。 式が終… コメント:4 2025年03月23日 俳句 出来事 人物 続きを読むread more
生誕100年を迎える小説家・三島由紀夫(4) 三島はやはり太宰が嫌い!? 前回,先日16日に放送されたNHKラジオ(FM)の番組「伊集院光の百年ラヂオ」の「#79 ラジオ百年特別企画③ リスナーよもやま話」から過去に放送された音源について書きました。 その音源とは,今から61年前,昭和39年にラジオ第2で放送された「国語教育 作家訪問 三島由紀夫の回」。 (16日の番組内では「国語研究」と言っ… コメント:2 2025年03月22日 人物 出来事 続きを読むread more
生誕100年を迎える小説家・三島由紀夫(3) 三島は太宰が嫌い!? 生誕100年を迎えるのは作家の三島由紀夫だけでなく,実はラジオもこの3月で放送開始から100年を迎えました。 ラジオ放送開始100年を記念したNHKラジオ(FM)の番組に「伊集院光の百年ラヂオ」があります。 この番組はNHKに残るラジオ放送100年間の貴重な音源を紹介していくもの。 先日16日(日)に,… コメント:3 2025年03月21日 人物 出来事 続きを読むread more
生誕100年を迎える小説家・三島由紀夫(2) Who knows? 前回の続き。 作家,三島由紀夫の作品群には硬軟いろいろありますが,もっとも力を抜いて書いたのが「不道徳教育講座」ではないでしょうか。 これは「週刊明星」に連載したものをまとめたもの。 「不道徳」とはけしからん,と思う方もいるでしょうが,逆説やユーモア,風刺の要素を取り入れて遊び心で読者を楽しませます。 今でも角川文庫… コメント:2 2025年03月20日 人物 本 熟語 続きを読むread more
生誕100年を迎える小説家・三島由紀夫(1) カルチャーラジオ NHKラジオ(第2)の「カルチャーラジオ」を録音して聞いているのですが,毎週木曜日は「文学の世界」。 去年は生誕100年の安部公房を3カ月特集し愛聴しました。 そして,今年の1月から3月までは「生誕100年を迎える小説家・三島由紀夫」と題して,三島由紀夫文学館館長・佐藤秀明さんが彼の文学を振り返りました。 … コメント:2 2025年03月19日 人物 本 出来事 続きを読むread more
配付? 配布? 学校では最近,保護者へのお知らせをメール配信することが多いのですが,紙媒体でお知らせすることもまだあります。 また,様々な団体からのチラシなども届きます。 それらのものを配る集配係などをおく学級もあり,係の生徒は毎日配っています。 ものを配ることを「はいふする」と言いますが,「配付」と「配布」の2つの表記があります。 どう違… コメント:2 2025年03月18日 豆知識 続きを読むread more
第48回日本アカデミー賞(2025年) 2つの映画 短い記事です。 先日,第48回日本アカデミー賞の授賞式がありました。 その中で最優秀賞を受賞した映画に,ここで紹介した作品が2つありました。 1つは最優秀アニメーション作品賞の「ルックバック」。 去年の7月に見ました。過去記事はこちら。 → 映画「ルックバック」 観ました こちらは予告編です。 … コメント:2 2025年03月17日 映画 出来事 続きを読むread more
Haiku in English on Sunday (656) 七人の敵の一人は花粉症 日曜日は俳句の紹介と英訳。 最近,鼻がぐずぐずすることがあり,「花粉症ですか?」なんて言われたことがあります。 ついに自分もデビューかと思ったり,いやただの軽い春風邪か,と思ったり。 「春の風邪」は季語ですが「花粉症」は季語として載せている歳時記もあれば載せていないものもあります。 ちなみに,この歳時記は独立した季語として「… コメント:3 2025年03月16日 俳句 出来事 続きを読むread more
立ち振る舞い? 立ち居振る舞い? 年度末で,学校の先生たちは通信票を書くのに忙しくしているのではないでしょうか。 「通信票」「通信簿」「通知表」などいろいろな呼び方があります。 最近は簡略化したりなくしたりしているところもあるようですが,教師が生徒のことを文章で励ます「所見」があります。 若い先生の文章を読ませていただくことが多いのですが,最近「所見」… コメント:2 2025年03月15日 出来事 豆知識 続きを読むread more
「納車」お前もか! 前回まで,行動する側が使うことばが誤解されて,応じる側にも使うようになった「課金」「募金」「貸し切る」について書いてきました。 ちなみに,これは1980年代の国語辞典。「課金」なんて言葉すら載っていません。 「募金」については,やはり集める側の言葉で,応じる側・支払う側の意味は載っていません。 このような言… コメント:2 2025年03月14日 豆知識 出来事 続きを読むread more
「貸し切る」「貸し切り」も 短い記事です。 前回まで書いてきた,呼びかける側の行動に使うことばが誤解されて,応じる側にも使うようになった「課金」「募金」以外にも,同じ傾向の言葉があります。 それは「貸し切る」です。「貸し切り」という言い方もあります。 本来は貸す側の言葉です。 しかし,借りる側が「今日はこの会館を貸し切っています」なんて使つたり,「… コメント:2 2025年03月13日 豆知識 本 続きを読むread more
「募金」を青空文庫で見てみる 前回,「募金」は本来「お金を募る」側の言葉なのに,いつの間にか「募金をする」のように,応じる側の言葉に転じていることを書きました。 本来の「募金をする」。 誤用が転じて,応じる側の「募金をする」。 三省堂国語辞典(第八版)では「1960年代から例がある用法」とあります。 また,岩波国語辞典(第七版)では「… コメント:2 2025年03月12日 豆知識 続きを読むread more