自動翻訳について考える

今日はちょっと怒りを通り越してあきれモードです。
またかというニュースです。
それはパソコンの自動翻訳の文章をそのまま使った事件
担当者の業務モラルを疑います!

↓ 2012年5月26日 読売新聞より

 東大寺の大仏はミスター・オサラギ?――。奈良市観光協会が今春更新した外国語版のホームページ(HP)に、多くの誤訳があるとの指摘を受け、協会がHPを一時閉鎖していたことがわかった。経費を抑えようと自動翻訳システムを使ったためで、「国際観光都市として恥ずかしい限り」と担当者は平謝り。HPの再開のめどは立っていない。
(中略)
 例えば英語では、東大寺の大仏を、姓の「大仏(おさらぎ)」と認識して「Mr.Osaragi」と翻訳。「仏(ほとけ)の慈悲」は「仏」を略語と解釈して「French mercy(フランスの慈悲)」とした。「平城京へ都が遷(うつ)された」との部分は、訳せなかった「遷」の字が英文に混じっていた。

 こうした誤訳は「数え切れないほど」あり、観光ガイドらから「とても外国人に見せられない」との苦情を数十件受けた協会は23日にHPを閉鎖。現在、更新前のHPを公開中だが、担当者は「自動翻訳で内容を更新するには、単語登録しなければならない言葉が多過ぎる」と頭を抱えている。


Mr. Osaragi !?
画像


外部委託だと150万円かかるそうですが
経費節減はわかりますが,それにしても確認ミスが多すぎると思います。
(偉そうなことは言えませんが)

記憶に新しいのは東北観光博サイトの件。
これも自動翻訳のものをそのまま掲載していました。

石川啄木の命日「啄木忌」を Woodpecker mourning (キツツキの忌中)
秋田tired (飽きた)なんてありえない!

去年も「アンシュタイン その生涯と宇宙」という本でも
自動翻訳が指摘されたそうです。

「ボルンの妻ヘートヴィヒに最大限にしてください」??という文は
Max Born(マックス・ボルン)の Max を動詞として訳している,とか
「ブランクはいすにいた」??は「プランクは議長を務めた」ではないか
とか指摘されています。

私は自動翻訳システムを否定しているわけではなく
むしろその開発者の努力に敬意を表します。

私の大学時代の友だちも,そちらに進みました。

問題なのは,それをチェックもせずに
自分の仕事として世に出していることです。

(このブログにも間違いがあるかもしれないので
偉そうなことは言えませんが。
気づくたびに修正はしているつもりです。)

そして,最近掲示板上で翻訳の願いを見かけますが
教科書の文をそのまま載せて「だれか訳してください」なんてのが
いっぱいあります。
業務上で専門的知識を求めるならわかりますが
学習者(学生)は自分でやらないと身につかないと思います。
間違いから覚えることが多いですよね。

あー,柄にもなくなんかぼやいてしまいました。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
語い問題。初級問題。(H18仙台市内女子私立高)

次の(  )に入る語を書きなさい。ただし [ ]の字で始まる。

You can use a (  ) when you don't know
what a word means.            [ d ]



ヒント
「あなたは単語が何を意味するかわからないとき
(  )を使うことができる。」

秒速解答問題です。
what a word means は間接疑問と言って,中3で学習します。
疑問詞+主語+動詞の順です。


正解
You can use a ( dictionary ) when you don't know
what a word means.       
「辞書」ですね。
 
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自分のこと
今日はTOEICの日ですが受験しません。
あるスポーツの審判講習に出なければなりません。
本当は今日はもう少し楽しい記事を書こうと思っていたのですが
自動翻訳のニュースを見てこれはと思い書きました。

この記事へのコメント

2012年05月27日 19:19
リアルET先生、こんにちわ。
学校には、日本語での対応が困難な子どもや、その子たちの保護者がいますね。

私の勤務地の市では、保健調査票、予防接種の予診票などを、英語を初め、フランス語、イタリア語、中国語、韓国語、タガログ語…など、訳すことができる人に市から依頼して、訳していただいた冊子を作成してもらっています。幾らかの謝礼はあるかもしれませんが、基本的にはボランティアで、です。また、これらの語学の堪能な人を探すのも容易なことではないでしょう。
外部業者への委託ではないので経費はかかりませんが、訳者を探す市教委も、訳者の方々も、どちらの側にも熱意が必要です。

どなたかが訳して下さった保健調査票が学校に来ます。そしてその冊子が日本語では対応できない子どもの家庭に配られ、そして、保健調査の返答が学校に返ってきます。私達には、訳してくださったボランティアの方々の名前はわかりませんが、この方達のおかげで、全ての子どもに対して平等に健康管理が行き届きます。

語学とプライド、ということについて考えさせられる記事でした。そして改めて、私の市の対応に感謝の気持ちがわきました。

リアルET先生、日曜日なのに、審判講習会、お疲れ様でした(^O^)
2012年05月28日 05:10
Blue Windさん
おはようございます。そのように多言語に対応している市や学校に驚きました。確かに健康や命に関わることですから大切ですが,ボランティアの方には頭が下がりますね。
これとは少し違うのですが,ある家庭訪問を思い出しました。お母さんが中国残留孤児の娘さんで日本に来たのですが,日本語が苦手。子どもは小学校から勉強しているので日本語はぺらぺら。家庭訪問では生徒が私と母親の間で通訳をしてくれました。今何しているかなあ。
審判講習会,天気よすぎて疲れました。
2012年05月28日 08:42
リアルET先生、おはようございます。
子どもが、暮らす国に順応る力は素晴らしいですね。

観光サイトも、有志の方々の力を募れば、きっと素敵な英訳が出来るんじゃないかな、と思いました。(もしかしたらギャグ入りで…。)
自動翻訳システムは、まだ実用するには発展途上でしょうけれど、これからもっと進化していけば、とても便利なツールになりそうですね。

今日はお休みです(^^)
2012年05月30日 05:40
Blue Windさん
観光サイトのボランティア,とてもいいアイディアだと思います。奈良なら協力してくれる人がたくさんいそうです。
ミニ自動翻訳機が完成すれば,ドラえもんの翻訳こんにゃくですね! 世界はますます小さくなります。

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