岩手で考えてみた(2) 金田一京助

先週訪れた岩手で考えたこと第2弾。 金田一京助 編です。
盛岡生まれ。(1882-1971)
歌人石川啄木の先輩・友人であり言語学者
彼の名前を国語辞典につければ売れるというすごい人です。
息子さんの話では
「お人好しで名前を貸しただけで実際は一冊も手がけていない」とか(笑)。

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横溝正史の推理小説に登場する名探偵・金田一耕助
彼の名前がもとになっています。
さらに,それが漫画「金田一少年の事件簿」につながっています。
(もちろん金田一京助とは関係ありません)

彼の息子さんは金田一春彦。彼も有名な国語学者でした。
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春彦さんの話では,よく家に石川啄木がお金を借りに来たので
この石川という男は石川五右衛門の子孫に違いないと思ったとか(笑)。

春彦さんの息子さんの金田一秀穂さんは最近クイズ番組で活躍中。
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さて,今日紹介するのは金田一京助の言語獲得術
彼はアイヌ語の研究もしていました。
彼はまだよく知られていなかった
北海道の北・樺太のアイヌ語を調査に出かけました。
でも,研究者である彼でも樺太アイヌの言葉はよくわかりません。

そこでユニークなのが彼の言葉の収集の仕方です。
村の子どもたちの前で彼は紙に「顔」を描きます。
「目」をかくと,子どもたちは「シシ」「シシ」。
「眉毛」をかくと「ラル」「ラル」。


でも,こんなことを一つ一つしていたのでは大変。
そこで思いついた方法は

彼はむちゃくちゃな意味不明の線をぐるぐる描きます。
すると子どもが「ヘマタ?」「ヘマタ?」と叫ぶ。

そうか! 「何?」は「ヘマタ?」なんだ!

そこからは一気に言葉を獲得していきます。
小石を指さして「ヘマタ」と言えば「スマ」と答えます。
草を取って「ヘマタ」と言えば「ムン」!

これをきっかけに40日間の調査で会話も含めて言葉や文法。
そして3000行にわたる叙事詩を収集します。

私は授業でWhat's this? を教えるときにこの話をしています。

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語い問題。初級問題。(H18仙台市内女子私立高)

次の(  )に入る語を書きなさい。ただし [ ]の字で始まる。

I don't know this word. Can I use your (  ).   [ d ]



ヒント
「私はこの単語を知りません。あなたの(  )を使ってもいいですか。」

単語を調べる物は・・・もうおわかりですね。


正解は 
I don't know this word. Can I use your ( dictionary ).   [ d ]
「辞書」ですね。

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自分のこと
私のお気に入りの辞書は「ロングマン英和辞典」です。

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