そうだったのか(2) ビートルズ「HELP」のジャケット
人生は「知る」ことの連続で,知ることは人生を豊かにしてくれるし,時には「知らないふり」なんていう高等技術もあります。
でも,1つ怖いのは,「思い込み」です。
私はビートルズの5作目のアルバム「ヘルプ!」についてある思い込みをしていました。
これは本国イギリス版のアルバム「HELP!」(1965年)。
A面は映画「HELP!」のサントラ盤にもなっています。

LP盤の裏には4人の写真と曲名(クレジット)。

こちらは日本盤。当時は邦題が「4人はアイドル」でした。
(私が持っているCDも「4人はアイドル」)

日本盤の裏面は映画の撮影でバハマに行った時の4人。

日本ではこちらの「夏ジャケット」が表だと思った人が多かったとか。
ちなみに(私の)CDでは裏面はただの曲名です。
さて,私の「思い込み」とはこのアルバムジャケットの4人のポーズ。
左からジョージ,ジョン,ポール,そしてリンゴ。

私は,このポーズ,てっきり手旗信号で「HELP」を表しているんだろうと思っていました。
左から3番目のポールのポーズはてっきり「HELP」のLだと思ったのです。
これが手旗信号。

4人に旗を持たせたらこんな感じ。

実は,これは私の勝手な思い込みで,何の意味もなかったのです(笑)!
調べてみると,このジャケット写真を撮影したロバート・フリーマンは最初は手旗信号で「HELP」のポーズを考えていたそうです。
でも,「HELP」のポーズは見栄えが良くないので,即興で見た目の良いポーズに変えたそうです。
では,4人が表しているのは何という言葉(文字)なのか?

NUJV・・・? 意味ないですね(笑)。
しかも,彼らが羽織っているコートの合わせが左右逆になっています。
なんと,この写真は裏焼きなのです!

反転させてみると,今度は・・・

KPUN・・・これも意味がありまあせん(笑)。
参考までに,本当の「HELP」の手旗信号はこうなります。
(まあ,確かに見栄えはあまりよくないですね。)

最後はおまけです。
これはアメリカ盤のジャケット。

曲はサントラの意味合いが強く,ビートルズ以外の曲も。
ジャケットの4人は並んでいる順まで変わっています。
こちらはジャケット裏。「夏ジャケ」です。

ちなみに,こちらは映画「ヘルプ!」の予告編です。
まとめ。
ビートルズのアルバム「HELP!」のジャケットの4人のポーズは手旗信号のHELPではない。
そうだったのか!
でも,1つ怖いのは,「思い込み」です。
私はビートルズの5作目のアルバム「ヘルプ!」についてある思い込みをしていました。
これは本国イギリス版のアルバム「HELP!」(1965年)。
A面は映画「HELP!」のサントラ盤にもなっています。

LP盤の裏には4人の写真と曲名(クレジット)。

こちらは日本盤。当時は邦題が「4人はアイドル」でした。
(私が持っているCDも「4人はアイドル」)

日本盤の裏面は映画の撮影でバハマに行った時の4人。

日本ではこちらの「夏ジャケット」が表だと思った人が多かったとか。
ちなみに(私の)CDでは裏面はただの曲名です。
さて,私の「思い込み」とはこのアルバムジャケットの4人のポーズ。
左からジョージ,ジョン,ポール,そしてリンゴ。

私は,このポーズ,てっきり手旗信号で「HELP」を表しているんだろうと思っていました。
左から3番目のポールのポーズはてっきり「HELP」のLだと思ったのです。
これが手旗信号。

4人に旗を持たせたらこんな感じ。

実は,これは私の勝手な思い込みで,何の意味もなかったのです(笑)!
調べてみると,このジャケット写真を撮影したロバート・フリーマンは最初は手旗信号で「HELP」のポーズを考えていたそうです。
でも,「HELP」のポーズは見栄えが良くないので,即興で見た目の良いポーズに変えたそうです。
では,4人が表しているのは何という言葉(文字)なのか?

NUJV・・・? 意味ないですね(笑)。
しかも,彼らが羽織っているコートの合わせが左右逆になっています。
なんと,この写真は裏焼きなのです!

反転させてみると,今度は・・・

KPUN・・・これも意味がありまあせん(笑)。
参考までに,本当の「HELP」の手旗信号はこうなります。
(まあ,確かに見栄えはあまりよくないですね。)

最後はおまけです。
これはアメリカ盤のジャケット。

曲はサントラの意味合いが強く,ビートルズ以外の曲も。
ジャケットの4人は並んでいる順まで変わっています。
こちらはジャケット裏。「夏ジャケ」です。

ちなみに,こちらは映画「ヘルプ!」の予告編です。
まとめ。
ビートルズのアルバム「HELP!」のジャケットの4人のポーズは手旗信号のHELPではない。
そうだったのか!
この記事へのコメント
「HELP」のジャケットの件、私も当時そのように聞いたことがありました。やっぱり違っていたのですね。
手旗信号ですが、アメリカ海軍のものは45度づつの旗の角度の組み合わせからなっており、それをアルファベットに順に割り振ったものです。
対して、日本海軍のものは受信側から見てカタカナの文字になる様に送ります。
なので、アメリカのものはすべて1動作でアルファベット1文字が送れますが、和文では「エ」や「オ」等は1文字が3動作になります。(例えば、「エ」は①両手を水平に、②左手の旗だけを垂直に、③再び両手を水平に、④両手を下げる、です)
私も、ボーイスカウトで手旗信号を習ったのですが、、、もうすっかり忘れてますね。
あ、ちなみに、アメリカ海軍の手旗は先生が挿絵に使ったような赤と黄に斜めに色分けした旗を両手に持つのですが、日本のものは赤旗が右手、白旗が左手です。
それと、手旗信号に使う手旗は、日米ともに柄は突き出ていなくて、木製の柄は旗の横端一杯の長さで、旗の下端近くに、柄を握れるようにスリットが開いた物を使っています。
ボーイスカウトにいた時は、この手旗は出来合いの物を購入したのですが、手旗を納める袋は手作りで、母に作ってもらいました。手旗信号の試験を受けて合格するとバッジがもらえ、はれて手旗の入った袋を腰のベルトに下げる事が出来ました。ひとつのステータスでした(笑)。
みなとは、凄い!「思い込み人間」です。(笑)
失敗は、数知れずです。
常生活で気をつけねばと 常に思っています。
先生は、たまたま・・そうなんだ!!でしたけれど
と少し、安心した日で~す。(#^.^#)
こんばんは。
点字にしても手旗信号にしても限られた組み合わせの中で表現しようとする工夫が素晴らしいなあと思います。特に日本語バージョンはアルファベットに比べて文字数が多いし濁点もあるし。ひと工夫もふた工夫もされていてその発想がすごいなあと感心します。
ボーイスカウトの経験はうらやましいなあ。
こんばんは。
私は思い込みの塊で,これまで何度書き直し,訂正をしています。
時にはひそかに書き直しています(笑)。