青森県つがる市に「太田光」!?

2回連続で青森県五所川原市の立佞武多について書きました。
せっかく青森まで行ったので,他にもいろいろ巡ったのですが,その途中,おもしろいものを見つけました。
五所川原のとなりにつがる市があります。

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まずは,この地図で不思議な地名が見つかります。(クリックで拡大)

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見つかりましたか? 「大田光」という地名が見つかります。

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えっ? あの爆笑問題の太田光さん?
(「大田」と「太田」の違いはありますが。)

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こういう地名があることは,昔々,彼らも若かりし頃,爆笑問題自身の番組で取り上げていて私は知っていました。

そして,運転中に偶然! このバス停を見つけました。

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ただ,このバス停及びこの地域は「おおたっぴ」と読みます。

近くには「田光沼」と書いて「たっぴぬま」があります。

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つまり「大」+「田光」ということでしょうか。

この「田光沼」,太宰治の「津軽」にも登場します。

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「津軽」(ちくま文庫「太宰治全集7」)より,第4章「津軽平野」の一部。
太宰は津軽平野,岩木川,十三湖と並んで「田光沼」を描いています。

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さて,もう1回,バス停に話を戻すと,近くにガソリンスタンドがあります。

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おや? こちらの名前は「太田光SS」。「大田」ではありません。

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まあ,ここからは推測ですが,スタンドのとなりに「太田商店」があります。

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つまり,経営者の方は「大田光」に住む「太田」さんで,スタンドの名前をあえて「太田光」にしたのかな?
(でも,下の地図では「大田光SS」。どちらかが誤植か?)

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まあ,真実はわかりませんが。

最後に,気になることがありますよね。

「大田光」(太田光)があるなら「田中」はないのかって?

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実は,同じ弘南バスのバス停にありました!

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このバス停は弘前市内にあり,画像はお借りしました。

この記事へのコメント

2022年08月13日 07:22
おはようございます。

 へ~、津軽地方内でコンビが揃うんですね(笑)。

 つがる市には担当の得意先が無かったので行った事は無かったのですが、この地名は知っていました。私の記憶では「竜飛岬」と同源のアイヌ語由来の地名だと思いました。たしか、「突き出た地形」という様な意味だったと思います。
2022年08月14日 06:45
あきあかねさん
おはようございます。
私も「たっぴ」という言葉から竜飛崎,そしてアイヌの言葉起源を発想しました。
太宰の「津軽」後半には「ツガル」(都加留・津軽)のことや奥州の歴史,アイヌのこと芭蕉のこと,「古池や」のことなどいろいろ書いてあっておもしろいです。
以前,金木の太宰の生家には行ったことがあるので,今回は立ち寄りませんでした。

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