無番地の話(4) JR四ツ谷駅 都会の中の無番地

これまで「無番地」(番外地)の場所についていくつか書いてきました。
その場所は山,島,刑務所,河川,などでしたが,都会の中にも無番地はあります

これは東京都のど真ん中,新宿区にあるJR四ツ谷駅

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住所は新宿区四谷一丁目無番地

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この本によると,四ツ谷駅は江戸城のお濠の跡地だから昔から無番地なのは当然かもしれないということです。

番地の謎 (光文社知恵の森文庫) - 恵介, 今尾
番地の謎 (光文社知恵の森文庫) - 恵介, 今尾

他にも都会の無番地では横浜市のJR戸塚駅があります。

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住所は横浜市戸塚区戸塚町官無番地

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この記事を書くにあたっていろいろ検索していたら,残念ながら(?)無番地でなくなった施設を見つけました。

それは四谷警察署信濃町交番
この前の東京オリンピックが影響したのか,新宿区霞岳町無番地から道路を挟んだ新宿区信濃町35番地8に引っ越しをしたようです。

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「無番地」または「番地」については,ブロガーのあきあかねさんが前回の記事に詳しいコメントをくださいました。

感謝いたします。

この記事へのコメント

2023年01月14日 08:51
おはようございます。
 引用ありがとうございます。

 この例もよくあるパターンですね。「住居表示に関する法律」以前の私有地で無い所に建物が建ち「無番地」となって、それが「住居表示に関する法律」以後の「住所表記=番地」に持ち越された、という例ですね。
 この場合、「四ツ谷駅」が「無番地」の敷地・建物で、「アトレロ」と言う施設(?)は四ツ谷駅と同じ権利者なので、住居番号が『四ツ谷駅構内改札外アトレロ』となっているのですね。
 でも、これもその気になれば「無番地」を外した住居表記も可能なんですけどねぇ…
2023年01月15日 06:59
あきあかねさん
おはようございます。
無番地が依然残っている理由はよくわかりませんが,今回文書から気付いて書いていて面白い現象だと思いました。
昨日は地元の神社へ古いお札などをおさめに行きました。しっかり焼いてもらったはずです。正月気分も終わりですね。でも,餅はもう少し食べたいな。
2023年01月15日 07:15
おはようございます。

 『お餅をもう少し食べたいな』という事でしたが、「鑑開き」にこじつけて今日食べる、と言う手もありますよ。
 一般に鏡開きは1月11日なのですが、小正月行事を行うこちらの地方では15日行う人もいます。かく言う私も、昨日神棚の重ね餅を下げましたので、今日のお昼は”湯餅”にする予定にしています。歳神様のお下がりを頂く、という事ですね。
2023年01月16日 06:10
あきあかねさん
おはようございます。
餅アドバイス(笑),ありがとうございます。
いつも実家がくれる餅を食べるのですが,今年はカビが生えないうちに冷凍しました。これで,いつでも食べられます。餅っておいしいですよねえ。ただし差し歯を持っていかれるので要注意です(笑)。

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