Haiku in English on Sunday (621) 紫陽花のパリーに咲けば巴里の色
日曜日は俳句の紹介と英訳。
前回は福島市の陽林寺の紫陽花まつりについて書きました。

ただ,アジサイに「紫陽花」の漢字を当てるのは,中国の別の花の名を間違って当ててしまい,それが広がってしまったようです。
これまでも何度かアジサイを取り上げてきましたが,これは仙台市北山の資福寺のアジサイ(2012年)。

東北学院大学ホーイ記念館の白いアジサイ(2021年)。アナベル種か。

岩手県一関市みちのくあじさい園のあじさい池(2022年)。

アジサイはその地その地で彩りを与えてくれます。
紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野 椿
(あじさいのパリーにさけばパリのいろ)
ひらのこぼ著「俳句発想法 100の季語」より。

文庫 俳句発想法 100の季語 (草思社文庫 ひ 1-7) - ひらのこぼ
星野椿氏は1930年生まれの俳人で母は星野立子。高浜虚子の孫にあたります。

俳句とともに - 星野 椿
アジサイは日本原産ですが,中国経由で西洋にも伝わったとされます。
また,シーボルトが西洋に広く紹介し,品種改良され日本にも逆輸入されています。
これは長崎のシーボルト記念館のシーボルト像とアジサイ。

間もなくパリオリンピックが開かれます。これは2000年の冬に撮ったエッフェル塔。

今日の句は実際パリで詠まれた海外吟でしょうか。
日本から渡っていったアジサイがパリの地でパリの色を出している。
(写真はネット上から)

どんな色だったんでしょう。
オリンピック中継で,パリのアジサイ映らないかな。
では,英訳してみます。
紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野 椿
The heads of
Hydrangea in Paris have
The color of Paris
ちなみにアジサイの種類には「パリ」(下の写真)や「パリジェンヌ」などもあります。

前回は福島市の陽林寺の紫陽花まつりについて書きました。

ただ,アジサイに「紫陽花」の漢字を当てるのは,中国の別の花の名を間違って当ててしまい,それが広がってしまったようです。
これまでも何度かアジサイを取り上げてきましたが,これは仙台市北山の資福寺のアジサイ(2012年)。

東北学院大学ホーイ記念館の白いアジサイ(2021年)。アナベル種か。

岩手県一関市みちのくあじさい園のあじさい池(2022年)。

アジサイはその地その地で彩りを与えてくれます。
紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野 椿
(あじさいのパリーにさけばパリのいろ)
ひらのこぼ著「俳句発想法 100の季語」より。

文庫 俳句発想法 100の季語 (草思社文庫 ひ 1-7) - ひらのこぼ
星野椿氏は1930年生まれの俳人で母は星野立子。高浜虚子の孫にあたります。

俳句とともに - 星野 椿
アジサイは日本原産ですが,中国経由で西洋にも伝わったとされます。
また,シーボルトが西洋に広く紹介し,品種改良され日本にも逆輸入されています。
これは長崎のシーボルト記念館のシーボルト像とアジサイ。

間もなくパリオリンピックが開かれます。これは2000年の冬に撮ったエッフェル塔。

今日の句は実際パリで詠まれた海外吟でしょうか。
日本から渡っていったアジサイがパリの地でパリの色を出している。
(写真はネット上から)

どんな色だったんでしょう。
オリンピック中継で,パリのアジサイ映らないかな。
では,英訳してみます。
紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野 椿
The heads of
Hydrangea in Paris have
The color of Paris
ちなみにアジサイの種類には「パリ」(下の写真)や「パリジェンヌ」などもあります。

この記事へのコメント
シーベルトと紫陽花とつなげると、やはり「お滝さん」を思い浮かべます。シーベルトが命名した紫陽花の学名「Hydrangea otaksa」は彼女の名に因んだものでした。で、ついでにオペラの「Madame Butterfly」にまで連想が進んでしまいます(笑)。
ちなみにですが、この「オタクサ」は現在紫陽花の種名には使われていません。対応する種名(学名)は「macrophylla(和名:ホンアジサイ)」です。
更にちなみにですが、アジサイを意味する英語の「hydrangea」ですが、これは科名:アジサイの学名「Hydrangea」をそのまま使っています。ラテン語で「水の、水に由来する」の意味です。雨の中で艶やかに咲くアジサイを良く表す学名ですね。
言い忘れました。シーボルトは日本では医者として知られていますが、実際は博物学者で、オランダの「プラントハンター」としても働いていました。
おはようございます。
どうもシーボルトが名付ける前にすでに名前がついていたようですね。シーボルトが持ち帰る前にすでに西洋に渡っていたのでしょうか。イチョウもアジサイも今では世界中で見られるのかな。
昨日,道路沿いのアジサイをたくさん見ましたが,最近の雨のせいか,まだまだ見られるものが多いようです。一関のあじさい園の「あじさいの池」もこれからが見ごろのようです。今期待しているのは伊豆沼の蓮です。今年はどうかな。