Leaning Pyramid ラーニングピラミッド

短い記事です。
間もなく夏休み。せっかく覚えた学習内容を長期の休みで忘れてしまうのはもったいない。

よく,研修などで言われるのが「ラーニングピラミッド」 Learning Pyramid と言われる三角形。
これはアメリカ国立訓練研究所 National Training Labolatory の研究による「学習方法と平均学習定着率の関係」を図で表したもの。

4Learning-Pyramid2.jpg

平均学習定着率は・・・

講義を聴いただけでは・・・・・・5%。
読書・読むことで・・・・・・・10%。
視聴覚体験・・・・・・・・・・20%。
デモンストレーションを見る・・30%。
グループ討論する・・・・・・・50%。
実践する・・・・・・・・・・・75%。
人に教える・・・・・・・・・・90%。



まあ,この数字の根拠は何かとか,学習したことを平均して90%覚えていることなどありえるのか,など批判はあるようです。

ただ,なんとなくこの傾向はあるとは思いますが。
確かに人に教えてやっと知識が確かなものになります。

最近,ある高校で出前授業をしてきました。いわゆるパワーポイントを使って話をしましたが,教える(伝える)側に求められることもあると思います。

それは印象的なキーワードやエピソードを入れ込むことかな。


この記事へのコメント

2024年07月20日 06:37
おはようございます。

 今日から市内の小・中学校は夏休みなのでしょうか。

 この「ラーニングピラミッド」ですが、あまりに大胆過ぎて、ちょっとそのままは受け入れがたいですね。たしかにこうした傾向はあると思いますが、5%しか記憶に残らない「講義」とは、、、よっぽど下手な講義なんでしょうね(笑)
 ただ、「人に教える」と言う作業を”学習”に付加すると、理解度は90%どころか、120%にもなります。これは私も体験しています。
 「記憶」ー「理解」ー「知識の定着」、この三つの段階を繰り返すことが”学習”なのじゃないか、と私は思っています。それに加えるならば、「反復学習」ですね。一度学んだことは、折に触れて何度でも思い起こし、繰り返し実践してみて、疑問点を掘り起こして解決しておく。この「反復学習」が、それこそ「知識にのピラミッド」を構築して行くのだと思っています。
2024年07月20日 08:35
あきあかねさん
おはようございます。エビングハウスの忘却曲線は説得力があるのですが,こちらのラーニングピラミッドはちょっと根拠があいまい。言いたいことはわかるけどという感じ。私も反復学習に勝るものはないと思っています。それに実際に自分で体験することかな。人に教える機会は限られていますし。