Haiku in English on Sunday (622) 歴史に残る夏なのだらうたまに風

日曜日は俳句の紹介と英訳。
毎日の暑さに体が参ってしまいそうです。みなさんもお気を付けください。

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歴史に残る夏なのだらうたまに風  佐藤文香
(れきしにのこるなつなのだろうたまにかぜ)

坪内稔典著「俳句いまむかし ふたたび」より。

俳句いまむかし ふたたび - 坪内 稔典
俳句いまむかし ふたたび - 坪内 稔典

佐藤文香(あやか)氏は1985年神戸市生まれの俳人,詩人,作家。
父は日本語学者で1997年,愛媛県松山市に転居。1998年より句作を開始。

2002年,松山東高等学校在学中に第五回俳句甲子園にて団体準優勝「夕立の一粒源氏物語」が最優秀句に選ばれました。
2004年,早稲田大学に入学,早大俳句研究会に入会。2006年より月刊俳句同人誌「里」に参加。

2008年,早稲田大学第一文学部日本文学専修卒業。第一句集「海藻標本」を出版。
このシリーズ最多の池田澄子氏に私淑,のちに師事

今日の一句は第3句集「菊は雪」(2021年)所収

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毎年のように言われる「今年の夏は危険な暑さです」。
地球温暖化はもう歯止めがききません。

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でも「歴史に残る夏」のとらえ方には他にもあるでしょう。
個人的なことかもしれないし,オリンピックのような歴史的なイベントかもしれません。

ただ,「たまに風」では暑さは耐えられそうにもないなあ。


では,英訳してみます。

歴史に残る夏なのだらうたまに風  佐藤文香

This summer is
A historic one, isn't it?
Sometimes wind blows



熱中症には本当にお気を付けください。



この記事へのコメント

2024年07月21日 06:44
おはようございます。

 西日本に比べると、仙台はまだましなんでしょうね。未だ猛暑日が訪れていません。それでも、ここ数日の蒸し暑さには辟易しています。

 仙台は過ごしやすい気候の所、とよく言われます。極端に暑くもならず、寒くもならず、の所だからですね。
 これは、仙台が海に面した平野であって、親潮、黒潮が沿岸を行き交うことで穏やかな海洋性気候になっているためですね。
 そしてこのことに因り、仙台の夏は日中の「海風」、夜間の「陸風」が頻繁に発生します。我が家でも、9時過ぎくらいから16時頃まで、窓を開け放していると、部屋の中を涼しい海風が吹き抜けます。これがなかなか、お昼寝に都合が良いのですよ(笑)
 もうひとつ、仙台の夏に特徴的な気象現象があります。「ヤマセ」です。おおよそ7月頃、度々オホーツク海高気圧が張り出してきて、みやぎから岩手にかけての三陸海岸沿いに冷たく湿った空気が入ってくることがあります。私が小・中高生の頃は、ヤマセが入ると7月でもカーディガンを羽織らなくてはならない程冷え込むことも有りました。でも、今年はヤマセが2,3日しかありませんでしたね。梅雨の頃から蒸し暑かったです。
 でも、ヤマセもたまに吹く夏の風なのですが、涼しく気持ちよい風、と言うよりも病的に冷ややかで湿った風、です。
2024年07月22日 06:01
あきあかねさん
おはようございます。
昨日は異常な暑さで,今日はもっと暑いとか。もう耐えられません。
でも夜も深くなると風を入れたほうが過ごしやすくなります。これが仙台の特徴でしょうか。エアコンのあるところに逃げる,家ではエアコンを入れるはもう当たり前の時代に入ったようです。