「可燃ごみ」を何と呼ぶ?

毎年,夏と冬に心がけることは「いらない物は捨てる」。
しかし,夏は暑さのせいで手がつかなかったりします。

ゴミと化したものは通常「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」など分別されて捨てられます。
仙台市は「プラゴミ」か「それ以外」で分けられ,わかりやすいです。

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今日話題にしたいのがNHKラジオ「国語辞典サーフィン」で聞いた「可燃ごみ」の表現。

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一般的には「可燃ごみ」という言い方でくくられますが,実際には子どもは読みにくいし,あまり自治体は使用していない様子

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各自治体はもっとわかりやすい言い方に言い換えています。

①燃えるゴミ(自動詞)

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②燃やすゴミ(他動詞)

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③燃やせるゴミ(「燃やす」の可能形)

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④もせるゴミ(「燃す」の可能形,方言的)

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さらに,こんなのもあります。

⑤燃やすしかないゴミ(京都府亀岡市)

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いろんな選択肢があって悩んだ結果,このゴミは燃やすしかない,という苦悩が感じられます。

⑥分別頑張ったんやけど,燃やすしかないゴミ(徳島市)

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最終的に燃やすしかないという,これも苦悩とメッセージ性が感じられます。


結局,燃やす気になれば燃やせるゴミは多いけど,資源ごみとして活用できるものは活用しましょうという自治体がどう表現するかなのでしょう。

仙台市に住んでいると「プラ」か「プラ以外か」でゴミを見てしまいますが,リサイクルできるものはしていかないといけないですね。



この記事へのコメント

2024年08月06日 06:50
おはようございます。

 最後の「分別頑張ったんやけど,燃やすしかないゴミ」は”意識高い系”の呼び方ですね。思わず笑ってしまいました。私だと「リサイクルしたくても出来ないゴミ」と言いたいかなあ・・・
 仙台市も、徐々にリサイクルできる品目が増えて来ていますが、他の都市と比べるとまだまだですね。

 そもそもなのですが、製品開発の段階からリサイクルを考えた志向性に変わらないのかなあ、って思うのですけど。テレビの新製品のCMなどを見ますと、便利さ追求のあまり、高度なハイブリッド製品が増えてきているように思います。単一原料の製品よりも、ハイブリッドの製品の方がはるかにリサイクルが難しくなりますし、はるかに多くのエネルギーを消費します。

 私事ですが、最近シェーバーが寿命を迎えました。内蔵されているリチュームイオン電池が寿命を迎えて通電しなくなったのです。モーターもまだ健在ですし、動力変換部なども全然問題がありません。充電池がダメになっただけで使えなくなったのです。分解して充電池を取り外し、充電回路を切り離してAC電源だけで使えるようにしようか、と思ったのですが、くみ上げに使われているネジが特殊ネジに加え、はめ込め式の筐体なものですから、分解したら最後、再組み上げが難しい造りでした。
 たぶん、カスタマー・セーフとコストダウンからそうしているのでしょうけど、リサイクルしにくい造りだなあ、って、つくづく思いました。
2024年08月06日 07:22
 そうそう、
 最近、仙台市指定のゴミ袋のデザインが変わったことにお気づきなられましたか?
 一番大きいところは、値段が大きく表示さるようになった事です。これ、意外に便利です。
2024年08月07日 06:51
あきあかねさん
おはようございます。
最近変わったゴミ袋!? 気づいていないと思います。なぜか,昔の本当に透明な仙台市ゴミ袋,カラスのようなキャラクターがデザインされているものがまだあって,持ち込みゴミなどのときに使っています。
仙台市の分け方はシンプルでいいんですが,都市の規模からいうとこのあたりがちょうどいいのかなとも思います。
地方行政の中でもごみ処理はいちばん身近でいちばん大切な分野ですね。暑い中携わっている方々お疲れ様です。