和食(2) 江戸のファストフード

引き続き,東北歴史博物館の特別展「和食」から。
一枚の浮世絵が展示されています。歌川広重の「東都名所高輪廿六夜 待遊興之図」

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旧暦7月26日の夜,高輪の浜辺で月を拝むという行事の風景ですが,花火も上がっています。

よく見ると江戸のファストフード水屋,だんご屋,果物屋,イカ焼き屋,寿司屋,天ぷら屋,二八そば屋,しるこ屋などが見えるのですが,その中から「二八そば屋」「天ぷら屋」「寿司屋」を再現しています。

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江戸の天ぷらはこんなふうに売っていたんですね。

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寿司は思ったより大きい。

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江戸の食文化も豊かだなあと感じます。

1人,不思議な人物が浮世絵の左側にいます。タコの着ぐるみを着た男

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宣伝マンなのかなあ。

和食展は9月23日までやっています。


この記事へのコメント

2024年08月27日 06:59
おはようございます。

 最近円安で海外からの訪問客が増えています。その目的の上位に「和食」があるのだそうです。
 ですが、彼らが話す「和食」、是非食べてみたい、と言うそのcuisineは、曰く、「寿司」、「ラーメン」、「お好み焼き」、「卵焼き」etc. いずれも屋台の料理なんですね。それほど日本の屋台の食品はユニークなのか、とも思うのですが、和食のコアはそこではないんだけど…、とも思うのです。
2024年08月28日 06:04
あきあかねさん
おはようございます。
確かに和食の核心はお膳のようなバラエティと食材の生かし方でしょうか。でもラーメンや焼き鳥が好きなALTは多いですね。ラーメンだっていまでは和食の代表みたいなものでしょうか。外食は何にする? で悩む本当に贅沢な国です。