「ノッティングヒルの恋人」 ベンチのシーン

前回，カナダのバンクーバーにあるスタンレー・パークの，寄付によって賄われるメッセージのプレートが付いたベンチについて書きました。



「メッセージが書かれたベンチ」で思い出す映画があります。

「ノッティングヒルの恋人」，1999年のイギリス映画，原題 Notting Hill です。


ノッティングヒルの恋人 [DVD] - ジュリア・ロバーツ, ヒュー・グラント, ロジャー・ミッシェル

ハリウッドの大スターをそのまま演じるジュリア・ロバーツとイケメンだけどどこか冴えないイギリス人を演じたら最高のヒュー・グラント。
ヒュー・グラント演じるウィリアムはロンドン西部のノッティング・ヒルで書店を経営しています。



こちらが予告編。



劇場で見た記憶がなく，時期的にイギリスに行く途中の飛行機の中で見たのではないかと思います。
細部をよく覚えていないのは，そのせいかもしれませんが，印象的なシーンがあります。

どこか「ローマの休日」を思い出させるようなラブ・ストーリー。
２人は夜中に，住人専用の広い庭に忍び込みます。

そこにあるのがメッセージ付きのベンチ。
ノッティング・ヒルの公園にはそのように寄付されたベンチがあるんだとか。

そのシーンです。



このシーンのベンチに刻まれた文字がこれ。



FOR JUNE WHO LOVED THIS GARDEN -
FROM JOSEPH WHO ALWAYS SAT BESIDE HER
JUNE WETHERBY 1917-1992

この庭を愛したジューンへ
いつも隣に座っていたジョセフより
ジューン・ウェザビー　1917-1992

今は亡きジューンさんの墓碑銘のようなベンチですね。

ジュリア・ロバーツ演じる大スター・アンはこう言います。

Some people do spend their whole lives together.
人生をずっと同じ人と過ごす人々もいるのね。


このシーンは映画の中でとても重要なシーンになり，あとにつながります。




さて，ちょっと気になるのは，このベンチは本当にあるのか，今はどこにあるのか？

長くなりそうなので，来週に続く。

Comments

[あきあかね]

おはようございます。

　あら、”次週へ続く”なのですね（笑）

　この映画、見た事が無いはずなのですが、予告編のシーンとか、所々記憶に残っているところが有るんですよね。何で記憶に残っていたのかが不明です。

[リアルET]

あきあかねさん
おはようございます。
いちおう最後まで書いたのですが，月曜日に書くことを心配しないでいいように分割しました。ちょっと驚きの話があります。
とか言ってハードルを高くしてもダメですね。