Haiku in English on Sunday (630) 水の秋遠くの橋のよく見えて

日曜日は俳句の紹介と英訳。
昨日は午前中に部活動の指導して帰ろうとすると,家族から「一関に行こう」というメール。
なぜ,一関かは後日書くとして,ここはついでに行った厳美渓

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小雨も降ってちょっと肌寒い。周りの人は長袖を着ているぞ! 岩手は秋の気配。

残念ながら,「かっこう(郭公)団子」は小雨か売り切れのためか黄色い旗が出ており中止。

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私の家族は食べたかったみたいですが。これがかっこう団子の超ハイテク・システム。



こちらは厳美渓の下流。遠くに散策コースの橋が見えます。
30分と70分の散策コースがあるようですが,時間があれば30分くらいは歩いてみたいです。

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水の秋遠くの橋のよく見えて  本庄登志彦
(みずのあきとおくのはしのよくみえて)

「俳句発想法 歳時記 秋」(草思社文庫)より。

文庫 俳句発想法歳時記〔秋〕 (草思社文庫 ひ 1-1) - ひらの こぼ
文庫 俳句発想法歳時記〔秋〕 (草思社文庫 ひ 1-1) - ひらの こぼ

本庄登志彦は昭和3年北海道函館市に生まれ。齋藤玄主宰「壷」へ入門。昭和54年俳人協会入会。
昭和58年「双眸」俳句会結成,主宰。平成2年第1句集「志帆」を出版。

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「水の秋」秋の季語「秋の水」の傍題。
川やせせらぎ,湖や池から井戸やコップの水まで,秋の様々な澄んだ水を詠みます。
具体的な「秋の水」からより感覚的になると「水澄む」という秋の季語が効果的に使えそうです。

遠くの橋がよく見えるのは年中そんな日はありそうですが,「水の秋」という季語が澄んだ空気感まで演出しています。


では,英訳してみます。

水の秋遠くの橋のよく見えて  本庄登志彦

Stream in autumn
I can see a bridge clearly
In the far distance



実際は小雨のせいでよくは見えませんでしたが,晴れていればこの句のような景色が見られたことでしょう。




この記事へのコメント

2024年09月15日 07:00
おはようございます。

 仙台では未だ”夏”が居座っていますが、岩手では”秋”がやって来ているのですね。水も空気も澄み渡った秋が早く訪れることを願っています。
 今月末にまた研究発表が有るので、原稿を纏めなければならないのですが、蒸し暑さを理由に怠けています(笑)
2024年09月16日 06:32
あきあかねさん
おはようございます。仙台も気温は低めでしたが,一関は見渡せば長袖とか何か羽織っている。失敗した―と思いました。
原稿のほう進むといいですね。私もこれから2学期制の学期末で忙しくなります。確かに日が暮れるのは早くなりましたが,なぜここまで暑いのか。勘弁してほしいです。