今永選手のアメリカで不思議なこと

大リーグのレギュラーシーズンが終了しました。
ポストシーズンには最大で7名の日本人選手が出場することになります。

なにかと大谷選手の活躍が話題になりますが,カブスの今永選手の活躍は目を見張るものがありました。

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今永昇太投手は今季30球団のルーキーのうち,規定投球回に達した唯一の選手
今季15勝3敗! 勝率.833はリーグ2位。防御率2.91はリーグ3位で,その支配的なピッチングでシカゴのファンを沸かせました。

今永選手はあるインタビューで日米の文化の違いについて語ったことがあります。

「野球以外でアメリカに来て生活で一番ビックリしたことは?」

「んーっと」としばらく考え込んで・・・
「赤信号でも右折していいところがあるのにビックリしました」

これは,どういうことなのか?

日本では,赤信号では直進はもちろん右折も左折もできません。
もちろん,緑の矢印が出ればそちらの方向には行けますが,赤信号のみのときはすべてダメです。

アメリカは自動車は右側通行なので,日本で言えば「赤信号でも左折していい」ということになるでしょうが,もちろん不可です。

彼が言っているのはこのことでしょう。

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「右折禁止」に「ON RED」とあるので,「赤信号の時は右折禁止」

当たり前でしょ,と思いますが,裏を返せば「この看板がなければ右折していい」ということ

つまり,アメリカでは場所によっては赤信号でも一旦停止で安全確認をした上で,右折可能な道路があることに,今永選手は驚いたということです。

これも・・・

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NO TURN ON RED 「赤信号で右折禁止」?? 

この標識がなければ,右折してもいい!
これを知らない日本人ドライバーは,赤信号だからと右折レーンに止まっているとクラクションを鳴らされてしまいます。

このことは,以前も記事にしたことがあります。

→ アメリカの交通ルール NO TURN ON RED


スポーツの交流は深まっても,まだまだお互い知らないことってありますよね。

残念ながら今永選手はポストシーズンには出場しませんが,新人王とらないかなあ。

この記事へのコメント

2024年10月02日 06:41
おはようございます。

 写真を見て気になったのですが、アメリカの標識って、文字標識も結構多いのですね。
 欧米から日本に来て運転するフォーリナーも多いのですけど、最初に気付く違いは、左側通行と、水平の信号機だそうです。欧米では竪型信号がほとんどですからね。
2024年10月03日 06:09
あきあかねさん
外国で運転することはできればしたくないですし,しないで済みそうですが,反対車線を走るなんて,絶対感覚が慣れないです。
山形の信号が全部(?)縦型信号なのに,最近気づいたばかり。日本の横型ってそんなに珍しいんですかねえ。