○○のマッターホルン 関東・中部編
アルプスの名峰マッターホルンに似た山を日本で探そうというラジオの企画から。
今回は,関東・中部偏。
まず「関東のマッターホルン」で検索すると出てくるのが千葉県の伊予ヶ岳。
伊予ヶ岳は336mの低山ですが,「房総のマッターホルン」とも呼ばれます。
日本の背骨にあたる中部地方には日本アルプスもあり,マッターホルンに似た山がたくさん見つかりそうです。
ラジオで紹介されたのが,高妻山で,新潟県妙高市と長野県長野市にまたがる標高2,353 mの山。
戸隠連峰の最高峰で日本百名山のひとつにもなっています。
全国に烏帽子岳という名前の山はたくさんありますが,「えぼし」に似た山ですからマッターホルンを連想するのは自然なこと。
中でも飛騨山脈にある烏帽子岳は番組でも取り上げられました。
長野県と富山県にまたがる標高2,628mの山です。
他にも,このシリーズの1回目で既に取り上げた新潟県の大源太山。
そしてこれも既に取り上げた,飛騨山脈,長野と岐阜にまたがる槍ヶ岳も中部地方のみならず「日本のマッターホルン」と言ってもいい山。
このシリーズを書いていて,ちょっと気になるのが,高妻山は「戸隠富士」とも呼ばれ,やはり日本人はマッターホルンに例えるより,富士に例えることが好きだなあということ。
深田久弥氏は「日本百名山」でこう書いています。
日本百名山(新潮文庫) - 深田 久弥
富士山と槍ヶ岳は,日本の山を代表する2つのタイプである。(中略)一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように,いやしくも登山に興味を持ち始めた人で,まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はないだろう。
壮麗な裾野を持つ富士山と鋭角な山頂を持つ槍ヶ岳。
何か人間に内在する原始の血がざわつくのがわかるような気がします。
つづく
今回は,関東・中部偏。
まず「関東のマッターホルン」で検索すると出てくるのが千葉県の伊予ヶ岳。
伊予ヶ岳は336mの低山ですが,「房総のマッターホルン」とも呼ばれます。
日本の背骨にあたる中部地方には日本アルプスもあり,マッターホルンに似た山がたくさん見つかりそうです。
ラジオで紹介されたのが,高妻山で,新潟県妙高市と長野県長野市にまたがる標高2,353 mの山。
戸隠連峰の最高峰で日本百名山のひとつにもなっています。
全国に烏帽子岳という名前の山はたくさんありますが,「えぼし」に似た山ですからマッターホルンを連想するのは自然なこと。
中でも飛騨山脈にある烏帽子岳は番組でも取り上げられました。
長野県と富山県にまたがる標高2,628mの山です。
他にも,このシリーズの1回目で既に取り上げた新潟県の大源太山。
そしてこれも既に取り上げた,飛騨山脈,長野と岐阜にまたがる槍ヶ岳も中部地方のみならず「日本のマッターホルン」と言ってもいい山。
このシリーズを書いていて,ちょっと気になるのが,高妻山は「戸隠富士」とも呼ばれ,やはり日本人はマッターホルンに例えるより,富士に例えることが好きだなあということ。
深田久弥氏は「日本百名山」でこう書いています。
日本百名山(新潮文庫) - 深田 久弥
富士山と槍ヶ岳は,日本の山を代表する2つのタイプである。(中略)一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように,いやしくも登山に興味を持ち始めた人で,まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はないだろう。
壮麗な裾野を持つ富士山と鋭角な山頂を持つ槍ヶ岳。
何か人間に内在する原始の血がざわつくのがわかるような気がします。
つづく
この記事へのコメント
最後の深田久弥さんの言葉、正にその通りだと思います。そして、先生の「間に内在する原始の血がざわつくのがわかる」と言う思い、全くの同感です。
おはようございます。
昔は気にもしなかった登山ですが,あと数年はやってみるんだろうなあ。人間て不思議で興味関心なんてちょっとしたきっかけで変わってしまうものです。秋ですが体力が落ちています。クマがいないところに行かないとなあ。