○○のマッターホルン 九州・沖縄編

毎週土曜日の朝,NHKラジオ第1で放送される「石丸謙二郎の山カフェ」きっかけで書いてきた「○○のマッターホルン」シリーズも今日が最後です。

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原義の「牧草地」+「角」とはよく名前を付けたものです。

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シリーズも残りは九州・沖縄となりました。

「九州のマッターホルン」として親しまれているのが長崎県川棚町の虚空蔵山
「こくぞうさん」と読み,九州百名山の1つで標高608m。

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全国には読み方は多少の違いはありますが,同じ名前の山が20以上はあるようです。


鹿児島県屋久島の南端近くにあるモッチョム岳(本富岳)も番組で取り上げられました。
花崗岩からなる山で,標高940m。

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「もっちょむだけ」と打ち込むと漢字で「本富岳」と出ます。
山頂はユネスコの世界遺産の区域内です。


シリーズの最後は沖縄県石垣島野底岳(のそこだけ)。
山頂には安山岩の巨岩が屹立している,標高282mの低山です。

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ちなみに「つぃんだら節」のもととなった野底村の悲恋の娘・マーペーが山頂の石になったというの伝承から,この山は「野底マーペー」とも呼ばれるそうです。

アルプスの名峰と南国の伝承はイメージが異なりますが,マッターホルンは日本とは無関係ではありません。

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これは2020年4月15日にマッターホルンに投影された日本国旗

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新型コロナウイルスと戦う世界の人々と絆を強めるプロジェクトの一環で,麓の村の観光局は公式サイトに「日本の友人たちに,この困難を乗り切る希望と強さの印を送る」とメッセージを掲載したそうです。


シリーズにお付き合いいただき,ありがとうございました。




この記事へのコメント

2024年10月12日 06:21
おはようございます。

 シリーズ完結、お疲れさまでした。
 洋の東西を問わず、孤峰は人々の信仰を集めるのですね。
2024年10月12日 23:03
あきあかねさん
こんばんは。ピラミッドや古墳も四角錘のものは人を惹きつける何かがあるのかもしれませんね。
とりあえず,シリーズを終えることができてホッとしています。今日は久しぶりの好天の休日でした。とてもいい1日を過ごしました。