八幡平に登る 後編
前回に続き,日本百名山の1つ,八幡平に登った話です。
「はちまんたい」とは不思議な名前で,それだけで山の名前であり,「山」とか「岳」とかつきません。
他にも岩手県には「八幡平市」があったり,秋田県にはかつて「八幡平村」がありました。
名前からもわかるように,頂上は平らで,山頂らしくないということで展望台が作られ,現在のものは2014年に新しく建てられたもの。
ちょっと写真が切れてしまいましたが,二等三角点があります。

前回は,この山頂からがま沼,そして八幡沼が見えるところまで下りてきたところまで書きました。
これが湖沼群で最大の八幡沼。左側に見えるのが避難小屋の陵雲荘。

下りていきます。反時計回りで八幡沼を一周しましょう。

歩道が整備され,湿原の中を歩くことができます。
まるで尾瀬みたいです。尾瀬は行ったことはないんですが(笑)。

こんな天気に恵まれるとは。空には鷹でしょうか,2羽がつかず離れず遊んでいます。

横道から沼の岸辺に行ってみましょう。きれいな湖水です。

メインの歩道に戻ります。
春から夏にかけては様々な高山植物が見られます。

水芭蕉,ヒナザクラ,ワタスゲ,モウセンゴケ,ハチマンタイアザミ,ニッコウキスゲ,・・・
有料駐車場にとめると,「花あるき 八幡平の花」というリーフレットがもらえます。
これは「池塘」(ちとう)と呼ばれる湿原の泥炭層にできる池。
写真からはわかりませんが,アキアカネがたくさん産卵をしていました。

八幡沼も折り返し地点です。
黒谷地バス停(黒谷地湿原)から登ってきた人はここに出ます。

駐車場でもらったリーフレットによると,ここはキスゲ通り。
夏にはニッコウキスゲが咲くんでしょうか。

対岸には避難小屋の陵雲荘が見えます。

写真にはほとんど写っていませんが,国内外の多くの人とすれ違っています。
見返り峠を経て,ベンチで最後の休憩。
駐車場やレストハウスが見てきました。ゴールも近い。

視界の左に岩手山。

視線を右側に移すと,烏帽子岳(乳頭山),秋田駒ケ岳,そして近くのモッコ岳。

モッコは「畚」と書いて,縄,竹,蔓などを網状に編んだ運搬用具。
これは同じ岩手の宮古市の背負いもっこ。

鏡沼,八幡平山頂を経て,八幡沼一周,そしてゴールです!

約2時間13分。久しぶりのいい運動でした。
標高も高いし,登る人が多いと,クマは近づいてきません。

こちらが高低差です。実際はそれほど上り下りはありません。

登山の後の楽しみと言えば,蕎麦か温泉か,その両方。
登ってきた道とは違う樹海ラインを車で下ります。モッコ岳のふもとから湯気が出ています。

八幡平周辺は日本有数の温泉地帯。
これまでも後生掛温泉や玉川温泉を訪ねたことは書いてきました。
今回は八幡平からすぐの藤七温泉(とうしちおんせん)彩雲荘へ。入浴券は650円。

白濁の湯で,露天風呂にも入りました。
底には泥が沈殿していて,肌に塗るといいそうです。
温泉内の食堂の壁には田中陽希さんのサインが!

そう言えば,「グレートトラバース3 ~日本三百名山全山人力踏破~」をBSで見た,陽希さんが藤七温泉で泥を顔に塗っていた映像を思い出しました。

日本3百名山ひと筆書き 田中陽希日記 - 田中 陽希
2020年,コロナの緊急事態宣言を受け山形で足止めされながら,彼は3百名山をすべて自分の足だけでひと筆書き登山をしたのでした。
次回も登山の話かな。
「はちまんたい」とは不思議な名前で,それだけで山の名前であり,「山」とか「岳」とかつきません。
他にも岩手県には「八幡平市」があったり,秋田県にはかつて「八幡平村」がありました。
名前からもわかるように,頂上は平らで,山頂らしくないということで展望台が作られ,現在のものは2014年に新しく建てられたもの。
ちょっと写真が切れてしまいましたが,二等三角点があります。

前回は,この山頂からがま沼,そして八幡沼が見えるところまで下りてきたところまで書きました。
これが湖沼群で最大の八幡沼。左側に見えるのが避難小屋の陵雲荘。

下りていきます。反時計回りで八幡沼を一周しましょう。

歩道が整備され,湿原の中を歩くことができます。
まるで尾瀬みたいです。尾瀬は行ったことはないんですが(笑)。

こんな天気に恵まれるとは。空には鷹でしょうか,2羽がつかず離れず遊んでいます。

横道から沼の岸辺に行ってみましょう。きれいな湖水です。

メインの歩道に戻ります。
春から夏にかけては様々な高山植物が見られます。

水芭蕉,ヒナザクラ,ワタスゲ,モウセンゴケ,ハチマンタイアザミ,ニッコウキスゲ,・・・
有料駐車場にとめると,「花あるき 八幡平の花」というリーフレットがもらえます。
これは「池塘」(ちとう)と呼ばれる湿原の泥炭層にできる池。
写真からはわかりませんが,アキアカネがたくさん産卵をしていました。

八幡沼も折り返し地点です。
黒谷地バス停(黒谷地湿原)から登ってきた人はここに出ます。

駐車場でもらったリーフレットによると,ここはキスゲ通り。
夏にはニッコウキスゲが咲くんでしょうか。

対岸には避難小屋の陵雲荘が見えます。

写真にはほとんど写っていませんが,国内外の多くの人とすれ違っています。
見返り峠を経て,ベンチで最後の休憩。
駐車場やレストハウスが見てきました。ゴールも近い。

視界の左に岩手山。

視線を右側に移すと,烏帽子岳(乳頭山),秋田駒ケ岳,そして近くのモッコ岳。

モッコは「畚」と書いて,縄,竹,蔓などを網状に編んだ運搬用具。
これは同じ岩手の宮古市の背負いもっこ。

鏡沼,八幡平山頂を経て,八幡沼一周,そしてゴールです!

約2時間13分。久しぶりのいい運動でした。
標高も高いし,登る人が多いと,クマは近づいてきません。

こちらが高低差です。実際はそれほど上り下りはありません。

登山の後の楽しみと言えば,蕎麦か温泉か,その両方。
登ってきた道とは違う樹海ラインを車で下ります。モッコ岳のふもとから湯気が出ています。

八幡平周辺は日本有数の温泉地帯。
これまでも後生掛温泉や玉川温泉を訪ねたことは書いてきました。
今回は八幡平からすぐの藤七温泉(とうしちおんせん)彩雲荘へ。入浴券は650円。

白濁の湯で,露天風呂にも入りました。
底には泥が沈殿していて,肌に塗るといいそうです。
温泉内の食堂の壁には田中陽希さんのサインが!

そう言えば,「グレートトラバース3 ~日本三百名山全山人力踏破~」をBSで見た,陽希さんが藤七温泉で泥を顔に塗っていた映像を思い出しました。

日本3百名山ひと筆書き 田中陽希日記 - 田中 陽希
2020年,コロナの緊急事態宣言を受け山形で足止めされながら,彼は3百名山をすべて自分の足だけでひと筆書き登山をしたのでした。
次回も登山の話かな。
この記事へのコメント
「八幡平」の「平」に”山”の意味がない事に、昔は不思議な気持ちでいました。長じて、色々な本を読むうちに、「平」は、本来は「岱」の字ではなかったのか、と思うようになりました。「岱」の字には”やま”の意味もありますで。
草紅葉が奇麗に広がっていますね。今年は秋の野草園に行けなかったなあ…
秋の七草を見逃しました。
おはようございます。
秋の野草園,今年は暑さで遅咲きなんでしょうか。私のような者は気づきませんが,いろいろなところに温暖化の影響が出ているのかなあ。