熊野岳に登る 前編

深田久弥が書いた「日本百名山」は後の登山家の指針となった名著。

日本百名山(新潮文庫) - 深田 久弥
日本百名山(新潮文庫) - 深田 久弥

私は登山家ではないし,100座を制覇しようなんてそんな体力も時間もありません。
でも,車やロープウェイで行けるところまで行って,そこから山頂に行けるのであれば登ってみたい。

前回書いた八幡平「百名山」は3座目です。

3hachi12山頂30分.jpg

20年以上前に初めて登った百名山筑波山で,ケーブルカーを利用しましたが男体山と女体山の2つのを登頂。

3hyaku1.jpg

次に登った百名山が去年,福島県の安達太良山。ロープウェイを利用しました。

3hyaku.jpg

他に車で行ったことがあるのは,富士山(5合目),月山(8合目),蔵王(駐車場とお釜)
でもその山頂は極めていません。

そして,前回の八幡平に続いて登ったのが4座目熊野岳
百名山では「蔵王山」となっていますが,そのような単独峰があるわけではなく,「蔵王」は山々の総称

その主峰で最高峰熊野岳で標高1,840メートル。
今回,多くの人出があると予想し,クマを避けられる山として選びました。

車は遠刈田温泉を抜け,宮城と山形を結ぶエコーラインを上って行きます。
ところが,途中から霧と言うか雲の中に入って視界がない! ライトをつけてゆっくり進みます。

3kumano4霧.jpg

しばらくそんな運転が続き,今日の登山は中止かと思いきや,急に視界が開けました。
どうも,雲海の中を走っていたのです。
大黒天あたりでは青空と雲海を見ることができました。

3kumano5大黒天.jpg

有料道路ハイラインに入り,駐車場へ。雲海の景色は絶景でした。

3kumano6雲海.jpg

3kumano7雲海2.jpg

目指すは熊野岳山頂。もう見えています。

3kumano8熊野岳へ.jpg

これまで子どものときから何度も訪れている五色沼,通称「御釜」(おかま)。
視界の晴れた御釜もいいけど,雲海の御釜もいいなあ。

3kumano9五色沼(御釜).jpg

しばらくは登山道を歩いていきます。

3kumano10登山道.jpg

いつの間に御釜に雲がかかり始めました。雲が上がってきたらいやだなあ。

3kumano11御釜に雲.jpg

途中から登山道はこんな感じに。登っていきます。

3kumano12登っていく.jpg

左に見える山が気になる。有名な山かなあ。

3kumano13左の山.jpg

左右に分かれる分岐点。私は反時計回りを選び左へ。遠くに見えるのは避難小屋。

3kumano14左へ避難所.jpg

もうすぐ山頂か。がんばろう。

3kumano15もうすぐ.jpg

登りが終了。あれが山頂か?

3kumano16着いた.jpg


つづく



この記事へのコメント

2024年10月17日 06:50
おはようございます。

 先生、お天気に恵まれていますねぇ! 途中の雲海も含めて…

 あの三角形の山ですが、、、写真に写る石や岩の影から推測して、方角は北~北西かな、って思うのでうけど、この距離感や前方の山並みから見て、新庄・湯沢の神室山(1,365m)じゃないのかな?って思うのですけど…
 形から見ての他の候補としては、鳥海山や姫神山なども有りますけど、かなり離れていますので、この大きさには見えないはずです。
2024年10月17日 23:16
あきあかねさん
こんばんは。1枚の写真だけで考えていただきありがとうございます。なんか申し訳ない・・・。
月山と鳥海山が次の記事で出てくる予定で,それは先人のサイトの検索結果でそう断定したんですが,この山はもっと西側になります。書籍といくつかのサイトから位置関係と山の形を考えると,もっとも可能性があるのは大朝日岳かなあと思うようになりました。他には障子ヶ岳や祝瓶山とも考えましたが・・・。