「ホーム」考(1) 中島みゆき「ホームにて」

中島みゆきさんや彼女の曲について,これまで何度か書きましたが,最近,彼女の初期の曲をよく聞きます。
「時代」はもちろん名曲なのですが,それに負けないくらいの名曲に「ホームにて」があります。

「ホームにて」はアルバム「あ・り・が・と・う」(1977年6月)に収められています。(このアルバムのキーボードは坂本龍一さんが担当しています。意外な接点でした。)

あ・り・が・と・う【リマスター(HQCD)】 - 中島みゆき
あ・り・が・と・う【リマスター(HQCD)】 - 中島みゆき

また,その後,シングル「わかれうた」(1977年9月)のB面としても収められました。

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歌詞もメロディーも歌い方も,もう名曲なんです。



この歌詞が収められたこの本,何度も繰り返し読みました。

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ふるさとへ向かう最終に 乗れる人は急ぎなさいと
やさしい やさしい声の駅長が 街なかに叫ぶ
振り向けば空色の汽車は いまドアが閉まりかけて
灯りともる窓の中では 帰りびとが笑う
走りだせば 間に合うだろう


そしてこんな歌詞が2番にあります。

ふるさとは 走り続けた ホームの果て
叩き続けた 窓ガラスの果て


この歌の主人公は最終電車に乗れなかったのか,あえて乗らなかったのか・・・

テレビドラマ「北の国から」では印象的な場面でBGMとして出てきます。
最後には「ホーム」も出てきます。



歌詞の中には「ホーム」という言葉が2度出てきますが,もちろん,駅の電車の出入り口の高さに合わせた乗り場のことです。

この「ホーム」と言う言葉について,数回に分けて書いてみます。

つづく



この記事へのコメント

2024年12月14日 05:58
おはようございます。

 これ、CDで持っていました。この「ホームにて」も車のHDに入れていましたね。夜間に長距離を走る時、中島みゆきが良いのですよ(^▽^)/
 「わかれうた」も名曲ですね。
2024年12月14日 07:46
あきあかねさん
おはようございます。
この頃の曲は心に沁みます。なぜかシングルのB面がいいんあだよなあ。
今回,彼女と坂本龍一さんの接点があって驚きました。坂本さんは2枚ほどアルバムに参加しています。坂本さんは「中島はレコーディングで泣くんだよ」と糸井重里さんに言っていたそうですが,中島さんは覚えていないそうです・・・。