トンガ少年漂流記(6) 後日談と現在

何事にも後日談があります。
彼らを助けたピーター・ワーナーによって製作された,6人の少年たち自身が出演した再現ドキュメンタリー番組はオーストラリアで放送されました。

その番組(の一部)と思われる動画は前回紹介しました。
そして,こちらは日本語によるアニメの動画で,10分過ぎからは後日談が紹介されています。



彼らはその後,ピーターの漁船のクルーとして働いたんですね。

3tonga15.jpg

ちなみに,これまで3人の名前が出てきましたが,6人の名前は・・・
マノ,シオーネ,スティーブン,ルーク,デイビッド,コロ。

3tonga14.jpg

彼らは現在70代の年齢になっているはずです。
誰かはわからないのですが,1人亡くなっているとある動画は言っています。

そして,オーストラリア,アメリカ,ニュー・ジーランドで生活しているそうです。

最後はマノの言葉で終わりたいと思います。

3tonga16.jpg

「アタ島でのことを思い出すと,本当に多くのことを学んだなと気づきます。
学校で学んだことと比べても,アタ島で学んだことの方が多かった。
何より,自分を信じることを学びましたから。
肌の色も,人種も,そんなのは無関係です。
大きな問題に直面すれば,生き残るためには何が必要かはおのずと見えてきます」



最初は数回で終わるつもりでしたが,6回にもわたりました。
情報源はラジオと動画とネット記事なので,多少のブレがあると思います。

お付き合いいただきありがとうございました。



この記事へのコメント

2025年02月15日 06:16
おはようございます。

 アニメ、かなりはしょった話になっていますが、一通り筋が追えます。でも、これで終わらせるのはもったいないお話ですよね。40分✖12回くらいのテレビドラマ、あるいは2時間くらいの映画に出来そうです。そう言うのは創られなかったのでしょうか?
2025年02月15日 06:31
あきあかねさん
おはようございます。
結果がわかっていますが,彼らのサバイバル生活とどう協力していったのかは興味をひくところですね。長めのドキュメンタリーは前回のコメントで紹介させていただきました。数回に分けたり映画化は商業的にはどうだったのでしょう。まあ一回完結の放送でよかったかも。
彼らはよくシリーズ冒頭で書いたゴールディングの「蠅の王」と比較されますが,それが悲劇的な内容なのに対して,彼らがとったサバイバル術と協調性はすばらしいなあ。やはり6人と言う人数がよかったのかなあ。