箟岳山へ(1) 箟峯寺の「微笑み仁王」
前回書いたNHK-BSの番組「にっぽん縦断 こころ旅」の「2025 春の旅」は今日の放送でいったん終了かと思います。
秋には青森を出発とする新たな旅が放送されるでしょう。

さて,前回訪ねたJR気仙沼線の陸前豊里駅。
跨線橋から見える箟岳山(ののだけやま)が番組で紹介されました。

箟岳山は登米市豊里町ではなく,その隣の遠田郡涌谷町にあります。

さあ,箟岳山に向かいましょう。

途中で数軒,宿坊を見ました。ここは信仰の山。
奥州三十三観音九番札所の箟峯寺(こんぽうじ)は間もなく。

広い駐車場に車をとめ,参道入口へ。

すぐに仁王門が見つかります。

狛犬は一般的な配置。右に阿形,左に吽形。逆に配置されるいわゆる仙台狛犬とは異なります。

実はこの門の中にいる仁王像ですが,とってもユニークなのです。なんと「微笑み仁王」と呼ばれ,笑っているだけでなくかわいいのです!

では,左側の口を閉じた吽形から。狛犬と配置は一緒です。

よく見る仁王像とはちょっと違いますね。
問題なのは右側の口を開けた阿形。笑っています!

そしてかわいい!

珍しいですね。
仁王門を抜けると本堂です。立派です。しかもお守りなども販売しています。


ちなみに箟峯寺という名前は一山の総称で,観音堂を中心にいろいろなお堂,そして十六坊の宿坊から成り立っているそうです。
では箟岳山の山頂を目指しましょう。

とは言っても,もうほとんど頂上なんですが。
つづく
秋には青森を出発とする新たな旅が放送されるでしょう。

さて,前回訪ねたJR気仙沼線の陸前豊里駅。
跨線橋から見える箟岳山(ののだけやま)が番組で紹介されました。

箟岳山は登米市豊里町ではなく,その隣の遠田郡涌谷町にあります。

さあ,箟岳山に向かいましょう。

途中で数軒,宿坊を見ました。ここは信仰の山。
奥州三十三観音九番札所の箟峯寺(こんぽうじ)は間もなく。

広い駐車場に車をとめ,参道入口へ。

すぐに仁王門が見つかります。

狛犬は一般的な配置。右に阿形,左に吽形。逆に配置されるいわゆる仙台狛犬とは異なります。

実はこの門の中にいる仁王像ですが,とってもユニークなのです。なんと「微笑み仁王」と呼ばれ,笑っているだけでなくかわいいのです!

では,左側の口を閉じた吽形から。狛犬と配置は一緒です。

よく見る仁王像とはちょっと違いますね。
問題なのは右側の口を開けた阿形。笑っています!

そしてかわいい!

珍しいですね。
仁王門を抜けると本堂です。立派です。しかもお守りなども販売しています。


ちなみに箟峯寺という名前は一山の総称で,観音堂を中心にいろいろなお堂,そして十六坊の宿坊から成り立っているそうです。
では箟岳山の山頂を目指しましょう。

とは言っても,もうほとんど頂上なんですが。
つづく
この記事へのコメント
箟峯寺は、40年ほど昔、バイク仲間とツーリングで行ったことがあります。この仁王さんも記憶に有りますね。仲間の一人が「パチもんみたいやな」って言ったことが記憶に残っています(笑)
「箟岳」って、難読地名ですね。「箟」一文字でも「ののたけ」と読みますし、「箟岳」二文字で「ののたけ」と読むのはイレギュラーです。
ちなみに、「ののたけさん」は、本来は「山」の字を充てるのではなく、敬称の「さん」なんですけどね。これも「定義山」や「蔵王山」と同じ理由で「山」になっています。
もうひとつちなみに、仙台近郊には竹(特に笹竹)に関する地名が多いです。「箟(ののたけ)」は笹の一種の「ヤチク(八竹)」や「シノダケ(篠竹)」の事ですし、市内の「苦竹」は「真竹」や「女竹」のこと、白石の近くの「曲竹(まがたけ)」は「根曲竹(笹の一種)」の事です。
丁度仙台辺りが竹と笹の境界線だからでしょうかね。
あ、誤解されるといけないので一言追加を、、、
「箟」という漢字は、本来の読みは、音が「ヘイ」で、訓読みは「の、へら、すきぐし、かんざし」です。「ののたけ」と言う読み方は慣用読みで、へらや簪に使われる材料のこの竹の呼び方から来ています。したがって、「箟竹」と書いて「ののたけ」と読ませる例も有ります。
誤:ヤチク(八竹)
正:ヤチク(矢竹)
失礼しました。
おはようございます。
「ぱちもん」(笑),語感はわかります。でも,江戸の末期に丸森の人が彫ったと考えるとおもしろいですね。どこか現代のマンガ的です。
箟岳・・・学校名になっていなければ絶対読めなかったでしょう。たしかに「岳」がついているので「山」はなくてもよさそうです。詳しい説明,ありがとうございます。
先日の「志那そば」の表記の件,追加コメントありがとうございました。返事をそちらに書きました。