岩手の五葉山へ(1) 赤坂峠~4合目の畳石

前回書いた岩手県大船渡市の「ど根性ポプラ」から向かったのは,五葉山(ごようざん)。
去年の9月に吉田類さんの「にっぽん百低山」を見たときから,登りたいなあと思っていました。
(ちなみに,この本では取り上げられてはいません。)

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五葉山は大船渡市・釜石市・住田町の境に位置し,県立自然公園に指定されています。

岩手県にあるもののかつては仙台藩(伊達藩)の直轄地だったために「御用山」からその名前がついたともされます。以下は吉田類さんの番組から・・・。

昔は盛岡藩と仙台藩の間に位置していたそうなのですが,徳川将軍から「家康の墓(東照宮)を作るためにヒノキアスナロを産出できる山はないか?」と問われ,盛岡藩は「ない」,仙台藩は「ある」と答えました。

実はこの山,ヒノキアスナロの産地で,盛岡藩は将軍の手前で「ない」と言ってしまったために,この山を手放すしかなくなり,伊達藩の所有となったそうです。

でも,明治以降,誰もがこの山に入ることができるようになると,多くのヒノキアスナロは伐採されてしまいました。


さあ,ここは赤坂峠の五葉山登山口駐車場。どれが五葉山かな。駐車場にはもう車がいっぱい。

1goyo1駐車場.jpg

トイレもあります。けっこう重要。

1goyo2トイレ.jpg

あの鳥居の横が登山口。

1goyo3登山
口.jpg

スタート!

1goyo0.jpg

最初はなだらかな坂が続きます。
テレビではけっこう楽な山かな,という印象があったのですが,後半・・・。

1goyo4ながらか.jpg

1合目。まだ1合目なのかとちょっとショック。

1goyo5一合目.jpg

登山道には多くの大小の石があります。花崗岩です。

1goyo5花崗岩.jpg

このような巨石があちこちに現れます。見えますか?

1goyo6巨石.jpg

視界が開けたところがあります。

1goyo7視界.jpg

あれは鷹生ダム

1goyo8鷹生ダム.jpg

三合目になると急に風景が変わります。

1goyo9三合目.jpg

ここは賽の河原と呼ばれる場所。こういう変化も登山の楽しみです。

1goyo10賽の河原.jpg

見頃は終わりましたがヤマツツジがまだ見られました。

1goyo11ヤマツツジ.jpg

さあ,山頂へ。

1goyo12山頂へ.jpg

蝉時雨の中を登ります。実は登り始めの新緑のトンネルでもセミが鳴いていました。
エゾハルゼミと言われ,ヒグラシに似た鳴き方ですが,ちょっと低音です。

1goyo13蝉時雨.jpg

4合目はちょっとした広場になっています。ベンチもあり休憩。

1goyo14四合目.jpg

これは畳石と呼ばれる巨石。

1goyo15畳石.jpg

さあ,登山はまだ半ば。つづく。

1goyo15.jpg



この記事へのコメント

2025年06月24日 06:50
おはようございます。

 「五葉山」は、近くを通る国道から遠目で見ていたのですが、なだらかな高原の様に見ていました。意外にしっかりとした登山コースなのですね。
 エゾハルゼミか…、もう、しばらく鳴き声を聞いていませんね。
2025年06月25日 05:58
あきあかねさん
五葉山は登山口と山頂近くにトイレもあり,女性にも人気の山のようで,多くの女性登山客がいました。実はこの山の楽しみは山頂だけじゃないのです。山頂から少し足をのばしました。