Haiku in English on Sunday (690) 立冬の水にしばらく山うつる
日曜日は俳句の紹介と英訳。
今年は一昨日が立冬。暦の上では冬に入りました。
以前は「暦の上では冬」を実感しましたが,最近は実際の感覚をやっと暦が追いついてきた感があります。
こちらは前回の記事でも取り上げた1週間ほど前の会津・磐梯山。
頂上付近にうっすらと雪。

立冬の水にしばらく山うつる 桂 信子
(りっとうのみずにしばらくやまうつる)
「季語早引き辞典」(学研)より。

季語早引き辞典 - 学習研究社辞典編集部
桂信子は大阪市生まれの俳人(1914-2004)。取り上げるのは2度目。

季語はもちろん「立冬」。他にも「冬立つ」「冬来る」「冬に入る」「今朝の冬」などがあります。
「ふゆ」の語源にはいろいろな説があるようで,「ひゆ」(冷える)からとか「ふゆ」(殖える・増える),つまり生物が出産する,または出産に向けてエネルギーを蓄えるから,とか。
山が映った水とは湖でしょうか,または川や池でしょうか。
風もなくきれいに山が映ったのでしょう。
これは猪苗代湖に映る磐梯山。(写真はネット上から)

空気が澄むのも冬に入った証拠です。
「立冬」「水」「山」だけを漢字にして,他は平易なひらがなで表現。
立冬の日の「水」と「山」に焦点が当てられ,浮き上がって見えます。上手いなあ。
では,英訳してみます。
立冬の水にしばらく山うつる 桂 信子
Winter has just come
Water reflected the mountains
For a while
立冬の水に暫く山映る
立冬の水にしばらく山うつる
絶対にひらがなを多用したほうが効果的です。プロの仕事です。
今年は一昨日が立冬。暦の上では冬に入りました。
以前は「暦の上では冬」を実感しましたが,最近は実際の感覚をやっと暦が追いついてきた感があります。
こちらは前回の記事でも取り上げた1週間ほど前の会津・磐梯山。
頂上付近にうっすらと雪。
立冬の水にしばらく山うつる 桂 信子
(りっとうのみずにしばらくやまうつる)
「季語早引き辞典」(学研)より。

季語早引き辞典 - 学習研究社辞典編集部
桂信子は大阪市生まれの俳人(1914-2004)。取り上げるのは2度目。
季語はもちろん「立冬」。他にも「冬立つ」「冬来る」「冬に入る」「今朝の冬」などがあります。
「ふゆ」の語源にはいろいろな説があるようで,「ひゆ」(冷える)からとか「ふゆ」(殖える・増える),つまり生物が出産する,または出産に向けてエネルギーを蓄えるから,とか。
山が映った水とは湖でしょうか,または川や池でしょうか。
風もなくきれいに山が映ったのでしょう。
これは猪苗代湖に映る磐梯山。(写真はネット上から)
空気が澄むのも冬に入った証拠です。
「立冬」「水」「山」だけを漢字にして,他は平易なひらがなで表現。
立冬の日の「水」と「山」に焦点が当てられ,浮き上がって見えます。上手いなあ。
では,英訳してみます。
立冬の水にしばらく山うつる 桂 信子
Winter has just come
Water reflected the mountains
For a while
立冬の水に暫く山映る
立冬の水にしばらく山うつる
絶対にひらがなを多用したほうが効果的です。プロの仕事です。
この記事へのコメント
この「水」はたらい桶の水じゃないかしら? 縁側を雑巾がけしようとたらいに水を汲んで持ち出したら、外の景色の、雪を頂いた山がたらい桶の水に映って寒々しい、と言うような景色なんじゃないかと思いました。
「うつる」が「移る」と「映る」のダブルミーニングなんですね。寒々しさを強めています。
おはようございます。
なるほど,たらい桶の水も考えられますね。実は触れなかったんですが「しばらく」がなぜ「しばらく」なのか,ちょっと謎だったんです。
風が吹いてきて湖に波が立ってしまったのか,山に雲がかかってしまったのか,たらいなら,用事が終わって片づけたとも考えられますね。