前回はラフカディオ・ハーンの「日本の面影」Grimpses of Unfamiliar Japan の冒頭「東洋の第1日」から,横浜で見た富士山について書きました。
そして,ハーンで思い出す地名と言えば,小泉節子(セツ)と結婚し生活した島根県の松江があります。
松江には旧宅が残され,また後に名乗る「小泉八雲記…
前々回,アメリカ人の著作家・写真家・地理学者のエリザ・ルアマー・シドモアが1880年代に富士山に登った話を書きました。
でも,彼女は西洋人で初めて登った人でも初めての女性でもありません。
外国人(西洋人)として初めて富士山頂に立ったのはイギリス特命全権公使のラザフォード・オールコック(Sir John Ruthe…
前回に続き,初代駐日公使・ハリスの「日本滞在記」から,ハリスが見た富士山。
「日本滞在記」の原題は "The complete journal of Townsend Harris: First American consul general and minister to Japan" 。
前回も書きましたが,ハリスは…
ペリー,ウィリアムズ,と来れば,初代駐日公使のタウンゼント・ハリスを忘れるわけにはいけません。
大学時代に,神奈川出身の友人がハリスは富士山に感動したという話をしたのを覚えています。
ハリスの「日本滞在記」は1855年~1858年の日記で,原題は "The complete journal of Townsend Har…
幕末に日本にやって来たが外国人が富士山をどう記録したか,日本語訳ではありますが,前回の続き。
前回は「黒船」でやって来たペリー提督ですが,今回はその一行の首席通訳官のサミュエル・ウェルズ・ウィリアムズ。
彼が書いた「ペリー日本遠征随行記」より。
ちなみに,この本の正式な名前は, A Journal of t…