中島みゆきさんのこと

前回はNHKラジオ第1の番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」で聞いた話を,ほぼそのまま書いてみました。 コンテスト荒らしとまで言われた大学生の中島美雪さんが,谷川俊太郎さんの詩「私が歌う理由(わけ)」に出会います。 私が歌う理由(わけ)   谷川俊太郎 私が歌うわけは いっぴきの仔猫 ずぶぬれで死んでゆく いっぴ…
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美雪とみゆき 谷川俊太郎「私が歌う理由」

週に一度の楽しみ,NHKラジオ第1の番組「高橋源一郎の飛ぶ教室」で先週聞いた話です。 ほぼ聞いたまま書いてみます。 今から半世紀以上も前の1972年,1人の女子大生が全国フォーク音楽祭に作詞・作曲した曲をもって臨みました。 豊かな才能を持ち,コンテスト荒らしと言われた彼女には自信もありました。 この曲でデビュ…
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栗本薫著「ぼくらの時代」

前回,世界最長の小説について書きましたが,栗本薫さんの「グインサーガ」は未完であるためギネスに載ることはありませんでした。 大学時代にこの大河小説を読んでいた後輩がいましたが,彼女は読み通したのでしょうか。 私にとって,栗本薫さんと言えば,江戸川乱歩賞の「ぼくらの時代」とその続編を含めた三部作です。 なんと乱歩賞は…
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世界でいちばん長い小説といちばん短い小説

世界の小説の中で「いちばん長い1文」について書いてきたので,気になるのが「世界でいちばん長い小説」は何かということ。 よく言われるのが,マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」。 1913-1927年出版,フランス語原書3000ページ,日本語訳400字詰め原稿用紙10,000枚だそうです。 これはギネスブックで…
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小説で世界でいちばん長い1文とは? (2)

先日ノーベル文学賞の発表がありましたが,75年前の1949年に受賞したのが敬愛してやまない作家ウィリアム・フォークナー。 前回,彼の代表作「アブサロム,アブサロム!」の中の1文が1983年版のギネスブックに「文学で最も長い1文」(the Longest Sentence in Literature)として載っている…
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小説で世界でいちばん長い1文とは? (1)

最近は昔読んだ本を振り返るために,その本を話題にした動画を見たりします。 ミステリー系の本が多いんですが,「砂の女」とか「フォークナー」と入力し,動画を見たり,音声だけを聞いたりします。 私の中では長編小説で言えば,日本文学の最高峰が安部公房の「砂の女」,世界文学ではフォークナーの「アブサロム,アブサロム!」が頂点です。 …
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Haiku in English on Sunday (635) 雲海へ紅葉吹き散るななかまど

日曜日は俳句の紹介と英訳。 前々回,熊野岳をバックにナナカマドの実がなっている写真を載せました。 また,岩手県の八幡平のことを書いたときは載せなかったんですが,八幡平でも赤いナナカマドの実がなっていました。 ナナカマド(七竈)は北海道や東北の低地では街路樹として植えられることがあります。でも東京以西の低地で…
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ダンゴムシ VS カエル

先日,ある研修で防災・減災について新しいことを知りました。 学校にいるとき,授業中に大きな揺れが来たら,まずは机の下で頭を守ります。 また,廊下などでグラッと来たら,「ダンゴムシのポーズ」をとり頭と体を守る,とよく小学校で教えられます。 でも,最近,このダンゴムシのポーズは横揺れに弱く,体が転がってしまうこ…
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熊野岳に登る 後編

日本百名山のうち4座目となる熊野岳山頂を目指した話の続きです。 駐車場から右に御釜を見て「馬の背」を北に進みます。雄大で迫力ある火山地形です。 登りが終わり,平らな場所に出ました。あれが山頂か!? 三角屋根が蔵王山神社,その後ろは避難小屋。山頂です! 鳥居をくぐり,蔵王山神社をお参りします。 …
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熊野岳に登る 前編

深田久弥が書いた「日本百名山」は後の登山家の指針となった名著。 日本百名山(新潮文庫) - 深田 久弥 私は登山家ではないし,100座を制覇しようなんてそんな体力も時間もありません。 でも,車やロープウェイで行けるところまで行って,そこから山頂に行けるのであれば登ってみたい。 前回書いた八幡平で「百名山」は3座目です…
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八幡平に登る 後編

前回に続き,日本百名山の1つ,八幡平に登った話です。 「はちまんたい」とは不思議な名前で,それだけで山の名前であり,「山」とか「岳」とかつきません。 他にも岩手県には「八幡平市」があったり,秋田県にはかつて「八幡平村」がありました。 名前からもわかるように,頂上は平らで,山頂らしくないということで展望台が作られ,現在のものは2…
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八幡平に登る 前編

一昨日,紅葉の俳句について書いたときに載せた写真は先日,岩手県と秋田県にまたがる八幡平(はちまんたい)に行ったときの写真です。 八幡平は深田久弥の「日本百名山」にも選ばれている名山。 これまで何度も行ったことはあるのですが,山頂は初めてでした。 岩手県の松尾八幡平インターチェンジで下りて,アスピーテラインを通り,先…
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仙台でミッキーマウスがパレード参加

一昨日,昨日と晴天の中,「第27回仙台みちのくYOSAKOIまつり」が開かれたようです。 これには食指は動かないんですが,家族が「ミッキーのパレードを見たい」と言う。 「ミッキーは舞浜で忙しので,仙台に来るはずがないだろう」と思ったら本当に来るという。 ミーハーな好奇心が動き出しました。 「東京ディズニ―リゾート®スペシ…
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Haiku in English on Sunday (634) 歩きまはればたましひ揺らぐ紅葉山

日曜日は俳句の紹介と英訳。 この連休は久しぶりに天気に恵まれそうで,昨日あるところで紅葉を楽しみました。 そのことは後日書くとして,実際はこの写真よりきれいな紅葉でした。 「紅葉」はもちろん秋の季語で,紅葉前線は確実に南下してきているようです。 歩きまはればたましひ揺らぐ紅葉山  本郷をさむ (あるきまわれ…
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○○のマッターホルン 九州・沖縄編

毎週土曜日の朝,NHKラジオ第1で放送される「石丸謙二郎の山カフェ」きっかけで書いてきた「○○のマッターホルン」シリーズも今日が最後です。 原義の「牧草地」+「角」とはよく名前を付けたものです。 シリーズも残りは九州・沖縄となりました。 「九州のマッターホルン」として親しまれているのが長崎県川棚町の虚空…
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○○のマッターホルン 近畿・中国・四国編

今回は,ラジオで紹介された,近畿・中国・四国からのご当地マッターホルンです。 こちらが本物のアルプスの名峰マッターホルン。 こちらが鈴鹿山脈の1つ,三重県と滋賀県にまたがる鎌ヶ岳(1,161m)。 ちなみに上の写真は同じ鈴鹿国定公園内の御在所岳からの写真で,御在所岳にはこの岩を見にいつかは行きたい山です。 …
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○○のマッターホルン 関東・中部編

アルプスの名峰マッターホルンに似た山を日本で探そうというラジオの企画から。 今回は,関東・中部偏。 まず「関東のマッターホルン」で検索すると出てくるのが千葉県の伊予ヶ岳。 伊予ヶ岳は336mの低山ですが,「房総のマッターホルン」とも呼ばれます。 日本の背骨にあたる中部地方には日本アルプスもあり,マッタ…
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○○のマッターホルン 北海道・東北編

前回に続き,NHKラジオ第1「石丸謙二郎の山カフェ」で紹介された「○○のマッターホルン」を書いていきます。 こちらは本家のマッターホルン。ピラミッド型の4つの急斜面が特徴です。 さて,「北海道のマッターホルン」と検索すると「夕張のマッタ―ホルン」が出てきます。 これが,「夕張のマッターホルン」。 …
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○○のマッターホルン

猛暑が落ち着き,低山登山を再開したいところですが,日曜日は次の日仕事だし,土曜日は公私ともに何かとすることが多く,最近は登っていません。 体力も落ちているのかな。まあ,クマが怖いのも言い訳にしていますが。 アルプスの名峰と言えば,マッターホルン,標高4478メートル。 スイスとイタリアの国境にあり,イタリア語では「…
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山形県南陽市 源蔵そば

私の悪い癖は,テレビで美味しそうなそば屋やラーメン屋が紹介されると,居ても立ってもいられなくなることで,今回,また行ってきました。 番組は「ポツンと一軒家」で,そば屋さんは山形県南陽市荻の源蔵そば。 仙台は曇天・小雨の天気なのに,山形に入ったら晴天! 国道348号線から,山形県道5号線に入り南下すると源蔵そばがあります。 …
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